2025年11月17日月曜日

ケンポナシ


BOOKCAFEえんじゅのギャラリーに見たことのない実が置いてありました。ケンポナシというそうです。
「これは食べられる」
と織物教室仲間のさかいさん。


この虫こぶみたいなところを嚙むのです。
噛んでみた人みんなの感想は、
「甘い!」
「おいしい}
で、びっくりでした。
例えば、ヤマボウシの実の味だと、好き嫌いがはっきり分かれてしまいますが、ケンポナシの味は誰もがおいしいと言う味でした。もし子どもだったら夢中で噛むだろうし、サトウキビの砂糖がない時代、こんなおいしい甘さがあったのは救いだっただろうとさえ思ってしまいました。
誰も知らなかった中、キルト展をお世話してくださったNさんだけは子どものころよく噛んだとかで、Nさんは誰もケンポナシの味を知らなかったのを不思議がっていました。しかし、こんな形のものを噛んでみるなんて、考えられない。おそらく子どもが最初に噛んでみたのではないかと思います。


これがケンポナシの木です。
わりと大きめの葉っぱ、まだ実が生っているのが見えますが、


熟れると、下に落ちてしまうようです。





 

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    ケンポナシの木は今まで1本しか見た事がありません。町中の道路際に生えていたので、おそらく植栽した株だと思います。それがある日バッサリ切り倒されていて、この辺りでは珍しい木なのにもったいないなあと思っていたのですが、またひこばえが生えてきて復活したみたいです。
    幼虫がケンポナシの葉を食べる蛾の棲息も確認しているので、自分が知らないだけで案外近くの山に沢山生えているのかも知れません。

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  2. かねぽんさん
    さすが、ケンポナシをご存じだったのですね。
    置いてあった枝を見て、ナンキンハゼの実のようだけどなんか違うなぁと思ったのが第一印象でした。
    今回お世話してくださったNさんは山や村を歩き回っている人で何でも知っている人。20年くらい前にはつくば市内の木周り3m以上の巨木を洗い出す仕事をされていて、ついでに村や家の成り立ちなど訊いたとか。アトリエ家主のKさんは水生動物の研究者だけど、苔や雑草にも造詣の深い人。いろいろお話を伺って、楽しいひと時を過ごさせていただきました。

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