自分の守備範囲のことしか知らないで過ごしていますが、ウバユリのように教えていただくと、関心が広がって、嬉しくなります。
石のことも、奥にも間口にも、少しずつひろがっているような気がします。
ウバユリは、女子栄養大学出版部から出ている『食用植物図説』を見ると、食してもなかなかおいしそうです。葉も、鱗茎も食べられます。
学名のあとに、命名者の名前も出ていて、MAKINOとなっているので、『原色牧野和漢薬草大圖鑑』も見たのですが、こちらには載っていませんでした。ほとんどの植物が、なんらかの効用があるということなのか、たいていは載っているのですが、ウバユリには薬草としての効用は期待できないということでしょうか。
おもしろかったのは、昭和58年に発行されている、『山菜事典』の記載です。
採りかたとして、「鱗茎はシャベルで掘り採ります。しかし、鱗茎を掘ることはお薦めしません」と、あります。
「シャベルまで用意させて、どうせいちゅうねん」
笑ってしまいました。
拾った種は、少しだけ我が家の雑木の下に蒔いて、あとは、もとのせせらぎのあたりに蒔いてやります。ユリ長者の夢は消えましたが、これも友人からその存在を教えていただいた
高砂ユリが、今年は大きな株になって、たくさんの花を咲かせてくれそうです。
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