2009年5月31日日曜日

たぶん、シャンプー?


なんども引越しして、そのたびに荷物をまとめて、そして解いて。そんなことを繰り返していたら、血液型がO型の私には、何がなんだかわからなくなりました。
この、お猿さんの顔のような実は、何の実でしょう?ビンを開けたら甘酸っぱいいい匂いがしたので、水にしばらく浸しておいてなめてみたのですが苦くて、飲み物ではないようでした。たぶんシャンプー、もしかしたらしゃぼんかだったもしれません。
拾ったのはどこ?もしかしてマーケットで買ったもの?エチオピアのもの?インドのもの?そんなことも記憶のかなたに行ってしまっていますが、しわしわでかわいい実です。

追伸
勉強不足を棚に上げたままでしたが、このほどこれはリタ(Sappindus trifoliatus)だと判明しました。やっぱりシャンプーではありました。(19,9,2009)

2009年5月27日水曜日

バウヒニア


バウヒニア(Bauhinia sp)はマメ科の木ですが、葉っぱがハート型をしています。タイの林では、いろいろな種類のバウヒニアを見かけました。丸っこい葉っぱ、ちょっと尖った葉っぱ、白っぽい葉っぱ、緑濃い葉っぱ、大きな葉っぱ、小さい葉っぱなどなど、かなりバラエティーに富んでいます。
ピンク、白、黄色など、ランとツツジを足して二で割ったような、美しい花を咲かせるので、いろいろな町で街路樹に使われています。プノンペンの町にもありました。見かけると葉っぱを摘みたくなり、車やバイクの洪水を縫って中央分離帯まで行ってみたりしました。

2009年5月14日木曜日

縄文土器


我が家は低い山並みから南西につきだした丘の上にあります。古老に聞くと、以前は松林だったそうですが、戦中戦後には食糧難から畑にされて、しばらく芋や落花生が作られていましたが、私たちが移り住む10年ほど前からは放置され、篠竹やクズが覆い繁っていました。
草を刈り、家を建てるため、ユンボを借りて少し掘ったところ、土器のかけらが出てきました。もっと早く気がつけば意識して集めたと思いますが、建設作業が忙しく、気がついたのはずいぶん後になってからでした。
かなり薄手ですが、縄文土器らしいのです。
現存する村は、歴史を遡れば源平の戦いあたりまでたどれるみたいですが、村の家はといえば、田んぼにできる土地は避けて、しかし掘れば井戸水の出るところに建てられています。山間の高いところにも家はありますが、だいたい谷津に沿っていて、丘の上にはありません。
ですから、古代人は丘の上に住んでいたけれど、中世からは住み方が変わったのでしょうか。
1メートルくらい掘らなくては土器のかけらは出てきません。古代人が同じ山を見つめ、同じ月を見ていたのだと思うと、不思議な気持ちになります。

2009年5月9日土曜日

なんの豆でしょう?


波に洗われた豆たち。モダマのように莢からはずれて旅をせず、莢のままで流され、そして流されて、どこまで旅をする気だったのでしょうか。
これもやっぱり汽水域に生えるマングローブの一種なのでしょうか。
カンボジア、コンポンソムの海岸で拾いました。長さ7センチほどの大きさです。

「奄美大島漂着マメの資料室」というブログの漂着マメ図鑑に、クロヨナ(Pongamia pinnata)というマメが載っていて、これにそっくりです。ただ、長径が3~5センチというのはちょっとサイズが違うような気がしますが。

2009年5月7日木曜日

タイのさくら


これはCassia bakerianaの種です。花はさくらより大きく、白から濃いピンクまでグラデーションのある、いわゆる「源平」咲きで、開花したときは、その華やかさにうっとりしてしまいます。それで、「タイのさくら」なんて言われたりしています。
比較的低い木で、樹高は12メートルくらいです。

莢の中に、薄い円形の種が、ちょうどドロップとかソーダのお菓子を詰めたように、ぎっしり詰まっています。その納まり方はかわいいのだけれど、すごい悪臭がするので、種を取るのは一苦労です。

タイ北部の木ですが、花が美しいのでよく種を集めてきて、いろいろな人に配ったりしました。今では南部でも、一般家庭や街路樹などに使われはじめたそうです。
種の太さは1.5センチから2センチくらい、長さは30センチくらいです。

2009年5月6日水曜日

タガヤサン


ゴールデンシャワーと似た種だけど、ちょっと短いのがタガヤサン(Cassia siamea)の種です。30センチくらい。
ゴールデンシャワーの花はフジのように垂れ下がって咲くのに比べ、タガヤサンはトチの花のように上に向いて咲きます。
成長が早いし、いい材木も取れる、タイ原産の木で、樹高は20メートルくらいです。

2009年5月4日月曜日

ゴールデンシャワー


タイの国の花ゴールデンシャワー(Cassia fistula)の種。フジの花を黄色くしてもっと長くしたように、華やかに垂れ下がって咲くさまが、シャワーに例えられています。
花のあと、断面がまん丸で細長い豆がたくさんぶらさがり、その長さは60センチくらい。花は豪華、そして種はちょっとユーモラスです。

2009年5月2日土曜日

ヒルギの種


これはかわいいヒルギの種、なにか錆びた薬莢のような色と形と、大きさです。
うまくおちると地面に突き刺さり、しっかりと芽を出すのでしょうけれど、下手をするといつまでも波に漂って、流されていってしまいます。そしてもっと下手をすると、私のコレクションに加えられてしまいます。