2009年5月7日木曜日

タイのさくら


これはCassia bakerianaの種です。花はさくらより大きく、白から濃いピンクまでグラデーションのある、いわゆる「源平」咲きで、開花したときは、その華やかさにうっとりしてしまいます。それで、「タイのさくら」なんて言われたりしています。
比較的低い木で、樹高は12メートルくらいです。

莢の中に、薄い円形の種が、ちょうどドロップとかソーダのお菓子を詰めたように、ぎっしり詰まっています。その納まり方はかわいいのだけれど、すごい悪臭がするので、種を取るのは一苦労です。

タイ北部の木ですが、花が美しいのでよく種を集めてきて、いろいろな人に配ったりしました。今では南部でも、一般家庭や街路樹などに使われはじめたそうです。
種の太さは1.5センチから2センチくらい、長さは30センチくらいです。

2 件のコメント:

  1. この莢の写真、種の大きさの特徴などからすると、Cassia bakerianaではなく、Cassia grandisのものだと思います。

    でも、花の特徴やラムネのような実が入っていて悪臭がする点はCassia bakerianaの特徴ですね。

    Cassia bakerianaの莢は表面に一面ビロード状の毛が生えています。

    正体はどっちなのでしょう。

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  2. Tomokiさん
    実を調べてみたら、50センチ以上のものと、30センチくらいのものがありました。かつてはビロードのような毛が生えていたような気もしますが、なにせ20年以上前に拾った(笑)実で、確かではありません。
    一度に拾ったのではなくて、別のところで拾ったのかもしれません。

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