2009年8月1日土曜日

マカーモン


形に引かれて、とにかく拾って、名前もわからない種の方が多いのですが、これはよく知っている種です。タイのチャヤプーム県に住む友人の敷地にあった木で、タイ語でマカーモン(Afzelia xylocarpa)と言います。その友人は色々な木を育てるのが大好きで、このマカーモンの大木も大切にしていたのですが、切って売ってくれと怖い人に脅されて、泣く泣く切ったのでした。
タイでは森林を伐採しすぎて全国的に材木が不足しており、チークなど有用な木は、個人の庭に生えていても、勝手に伐採すると罰せられます。そんなことで、彼のマカーモンも狙われたのでした。
黒い種にくっついている黄色い蝋細工のようなものは種のための栄養でしょうか。もとは全部の種についていたのに、いつのまにかとれてきてしまいました。
インドネシアのバリに行ったとき、デンパサールの市場の二階にいたら下から楽器を奏でる音が聞こえてきたので覗いてみたら、マカーモンの木の下で楽団の練習が始まっていました。実のなる時期で、大きな特徴のある実がたくさんついていました。

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