2009年11月17日火曜日

タカサゴユリ



昨年、友人からタカサゴユリの苗をいただきました。小さくて心もとない細さでしたが、なんとか育ち、今年二輪だけ咲きました。一輪は摘みましたが、残しておいた一輪が実を結び、莢を開きました。中には種がぎっしり詰まっていました。

小さい頃、祖母が鉄砲ユリが好きでしたが、私はユリにはたいした関心も持たず、これまで過ごしてきました。昨今、カサブランカなど華やかなユリが流行していて、鉄砲ユリはちょっと古臭い感じですが、タカサゴユリはどんな感じの花なのか、まったく見当もつきませんでした。
しかし、苗をくれた友人が「タカサゴユリ、タカサゴユリ」と熱く語っていたので、期待を込めて成長を見てきました。

夏、茎が伸びてつぼみがついたとき、我が家の近くでも、わりとたくさんの家でタカサゴユリを育てているのを発見しました。これまでは、目にも留まっていませんでしたが。
タカサゴユリはしかも、たいていは生垣の間とか、砂利を敷いた硬そうな土地とか、あまりふかふかしていなさそうなところに生えています。とはいえ、やはり肥えた土壌のところでは大きくなるようで、我が家のものとは比べものにならない大きな花を、しかも一茎に数輪一緒につけているのも見ました。我が家のものは背も低く、小さな花を一つずつ咲かせました。

タカサゴユリはどちらかと言うと、鉄砲ユリに似ていました。しかし、もう少し線が細くて、造花っぽいところがなくて、可憐でしょうか。来年はもっと生えるように、あちこちに種を蒔きました。

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