2010年1月25日月曜日

モモタマナ



ターミナリア・カタパ(Terminalia catappa)、あるいは英語でAsian Almond(Sea almond、Indian almond)として親しんでいた木が、日本語ではモモタマナと呼ばれていることは、これまで気にしたことがありませんでした。
だから、ビーチコーマーさんたちのブログで見ても、モモタマナとターミナリア・カタパは、まったく結びつきませんでした。今回、改めて発見しました。
○○モドキ、○○サクラ、ニセ○○、南洋○○なんて名前が溢れている、日本語の熱帯植物の本の中にあって、英語や中国語の和訳でもなさそうな、モクマオウ、タガヤサン、モモタマナなどは、いったいどうやってつけられた名前なのでしょう?




ターミナリア・カタパはとってもありふれた木です。あまりいい写真ではないのだけれど、右や真ん中の葉の大きい木です。海岸以外ではまっすぐ立って、枝を、水平に近い感じで放射状に出すので、傘を重ねたような形になり、暑い地域では、本当によい日陰をつくります。

そして、元からあった浜より、どちらかといえば観光地っぽい浜辺には侵食を防ぎ、塩風を防ぐために、たいていターミナリア・カタパが植えてあります。塩に強く、風にも強く、乾燥にも強く、病気にも強い、実は食べられるという、言うことなしの木なのです。もっとも、実を食べている人を見たことはありませんが。

ターミナリア・カタパは、熱帯の木には珍しく、乾季に紅葉して、一時、葉を落として丸坊主になります。そして、1週間もしないうちに、それはそれは柔らかな黄緑色の新芽を出して、短期間に紅葉と新緑を味わえます。

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