植物園には、ランは季節はずれであまり咲いていませんでしたが、カラーは花盛りでした。友人夫婦は大喜びで、いろいろな色のカラーを見てまわります。
「まるでプラスティックでつくったみたい」、と言えば、誉め言葉にはならないのでしょうか。
カラーの部屋(日本だと温室ですが、こちらは日陰室)の片隅に、ヤシの実の外果皮がとれて、中果皮の繊維になったものが落ちていました。中には、けなげに小さな芽を出しているものもあります。
建物の外に出てみますと、ヤシが列状に植えてあり、赤い、ゴルフボールほどの実がたわわになっていました。
足元には、今日落ちたのか赤い実、そして、ずっと前に落ちたのか、中果皮だけになった実など、敷き詰めたように落ちていました。
植物園は閑散として、聞く人もいなかったので、帰ってから調べてみました。しかし、私の手持ちの本の中には、見つかりませんでした。もしかしたらこのヤシは、地域の人々が古くから慣れ親しんできたヤシだけでなく、観賞用として渡ってきた、別の国原産のヤシなのかもしれません。
試しにネットで、「ヤシ 赤い実」と入れて検索してみましたら、似たヤシの写真が出てきました。「やったぁ」と思ったのですが、「マニラヤシ」とあるだけで、学名が書いてなかったので、けっきょくのところ、なんだかわかりませんでした。
マニラヤシ
返信削除Veitchia merrillii
とは少し違うようです。
ヤシも種類が多いので特定は難しいです・・・
マニラヤシはせいぜい10mくらいの高さにしかなりません。実は赤いですが、もっと小さく細長い形です。
羽状の葉っぱの先から、新しい葉が出てくるときに「しつけ糸」のように葉と葉をつないでいた縁の部分が紐のように長く垂れ下がっているのも特徴です。
シンガポールでは、ホランドヴィレッジ近くのホランドロードの並木が美しい(かった?)です。
匿名さん
返信削除これも、10メートルには満たない樹だったとは思います。
植物園や街路樹として植えられる園芸種なら、いろいろなバラエティーがあるのでしょうね。
葉の形状が独特で、その形態からFoxtail Palmの名で呼ばれます。
返信削除学名は、Wodyetia bifurcataです。
Tomokiさん
返信削除ありがとうございます。
ヤシは自生種も多いのに、栽培種も多いですね。
種のモビールをつくるとき使ったら、この種だけどんどん軽くなりhttp://manekineko44.blogspot.com/2010/08/blog-post.html、2、3度ビーズを足したのですが、また軽くなって傾いでいます。結局5グラムぐらい痩せたみたいでした。