2010年2月10日水曜日

薄い種の入った船



タイ語でペカーと呼ばれる薄い種(Oroxylum indicumは、固い舟(莢)の中に、比較的薄い被いに抑えられて、ひしめき合って入っています。ある日、覆いはぱちんとはじけ、白くて薄い羽を持った種は、舟に別れを告げ、風に乗って飛び散っていきます。




舟(莢)は、種をできるだけ遠くに飛ばしたいのか、たいてい高く伸びた枝の先にぶらさがっています。




種の羽は薄く、空も透けて見えるほどです。




そして、役目を終えた舟は、いつまでも堂々とした姿を見せています。

2 件のコメント:

  1. 春さんこんにちは。
    やっと書き込めました笑。
    春さんのブログ、私大好きです。
    まるで植物図鑑を見ているようで、楽しいしためになります。

    ↓↓の、穴のあいた小石ですが、自然科学に詳しい方から聞いた話を。
    海の中や川などに沈んでいる石に、小さな小さな硬い石が乗っかった状態で、渦巻く水流に長くもまれているとこんなきれいな穴がぽこぽこ開くんだそうですよ。
    海ではこんな石がよく見られますね。確かに穴の中に小さな石ころが入っていることもあります。

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  2. toki-sappさん

    コメントありがとう。記念すべきコメント第一号でした。
    穴の開いた石のことありがとう。石とか、貝とかまったく知識がなくて、ただ丸いのを集めているだけですが、背景を知ると、おもしろさは増しますね。
    ありがとうございました。
    これからもよろしく。

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