ラオスの村に行くと、ナパーム弾の残骸を立てて柱にし、高床の家をつくっているのを、見かけることがありました。1990年ごろのことです。なんてたくましいと、見るとつい笑いそうになりますが、アメリカに情け容赦なくナパーム弾を落とされたこと、民族を分裂させられて、内戦を引き起こさせられたことなど、ヴェトナム戦争は、まったく笑いごとではありませんでした。
おおかたの金属は、拾い集められて、再利用されたり、再生されたりしたのでしょうけれど、ちいさな薬莢(と言うのでしょうか)は、誰も拾わないとみえて、村のあちこちに落ちていました。
珍しいものが落ちていると、ついつい拾ってしまう私。ヴェトナム戦争の記念品として、たいせつに持っています。
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