2010年6月26日土曜日

エンジュ



近所のSさんがくださるというヒノキを、製材所に見に行きました。手前の赤い紐のかけてあるものがそうです。なかなかみごとなヒノキでした。
Sさんは、家の修理で柱材を数本と板が10枚ほど欲しいので、人を頼んで、山のヒノキを切り倒してもらったそうです。少ししか使わないけれど、多目に切ってもらって、残りは切った人にあげると言ったら、いらないと断られたということで、我が家にお鉢がまわってきました。

棚からぼたもちとはこのことですが、夫は最初、「面倒だし、労力はいるし」と、とても消極的でした。たしかに、材木屋さんから必要なだけ材を買ってくるのが、一番簡単です。
私たちは、地産地消を目指していますし、できるだけ自給的な生活をしようと心がけているのですが、現実はなかなか甘くありません。




製材屋さんに、エンジュの切れ端が捨ててありました。切れ端ですから、ゴミにしかならないようなものばかり、しかも、虫くんが、まだ腐った皮の中に潜んでいます。
それでも、太そうなところを、断って、拾ってきてしまいました。




皮さえむけば、虫はそれ以上、穴を掘ったりしません。手をかけてまで、汚い切れ端を欲しがる理由は、




この美しい木目にあります。お皿や匙などつくる時間はありませんが、板としてなにかに使えそうです。
それにしても、厚みの一定でない切れ端から、どうやって板をとりましょう。
「このさい、バンドソーを買うか」と、夫。
「えっ、拾ってきた木っ端のために?」、「どうせ、Sさんからもらうヒノキも、ただ縦引きしてくれるだけだから、厚さも幅もまちまちだろうが。バンドソーも、あればなにかと役に立つよ」。

まあ、バンドソーは値段が張るといっても、大工さんを一週間頼んだら、手間賃として消えるほどの予算で買えますし、縦引きができれば、そこいらの杉をばったばったと倒して板に加工ができますから、便利ではありましょう。

「ただほど高いものはない」と、よく言いますが、やっぱり高くついたようです。



2 件のコメント:

  1. エンジュ・・・槐はオレの好きな木なのです。
    心材の茶色っぽい部分と、辺材の黄色い部分とのコントラストが美しいですね。

    ニセアカシアも針槐ですが、こっちは酷い材で交錯木理になってしまい、かんながけもままなりませんからね。

    たしかにバンドソーは高い買い物ですよね。コンセントも三相のやつでは??
    オレも前に欲しいな~って思ったことがありましたが、置き場がなく諦めましたよ。

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  2. SHigeさん
    写真は載せませんでしたが、皮をむくとまっ黄色で鮮やかでした。
    エンジュは本当に美しいですね。
    コンセントは三相のものです。数年前、オークションで万能木工機を落札したときに、200Vを入れました。今は、200Vのエアコンが多いとかで、家の近くまで配線されていました。テーブルソーも確かほぞ切り機も200Vです。
    大工道具は使うといっても四六時中ではないので、基本料金以内、家の他の電気もトランスを使って200Vにしたいくらいです(違法です)。

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