居間の一角に、置いてあったお盆と笊。中で3、4日這い回っていた虫が動かなくなりました。
玉虫さん、ごめんなさい。命をいただいてしまいました。
玉虫の一生は、そう知られてないようです。ケヤキの木の中で幼虫時代を過ごし、成虫になってからは、時々ケヤキの葉を食べるとも、何も食べないともいわれています。
セミほどではありませんが、成虫になってからは短い命のようです。
せっかく生まれてきたのですから、ぶんぶんと大きな羽音を立てて、ケヤキからケヤキに、ケヤキからセンダンにと飛び回りたかったでしょうけれど、自然に命を終えた後に、亡骸をいただこうとすると、
こんなになってしまいます。
地表をうごめく掃除屋が精勤で、まず頭をとり、最後にはこんな姿になってしまって、とても美しい姿のままでは見つけられないのです。
玉虫をコレクションしているわけではありません。
我が家にいた玉虫は、喉から手が出るほど欲しそうにしている人がいたので、あげてしまったのです。
今度は、玉虫に関心のないお客さんばかりくることを、祈っています。
玉虫のオスは観察すればするほど
返信削除その美しさに驚かされます。
今の家に越してきてから、時々見かけるようになりましたが
なるほど欅の木があるからなんですね。
地に落ちて分解されてしまった姿が殆どですが
それでもキラリと光って目立っています。
hana-ikadaさん
返信削除玉虫は、大きな音を立てて、うるさいほど飛び回るので、すぐわかってしまいます。毎年、いるあたりは決まっていて、いっぱい飛び交います。
光ると本当にきれい。
でも、これで玉虫厨子をつくるとなると、10万年ぐらいかかりそうです。