2010年9月23日木曜日

不思議な種



私の持っている実や種は、友人たちからいただいたものもありますが、そのほとんどは私が大地から拾い上げたり、木から採ったりしたものです。
しかし、なかにはなぜ手元にあるのか、いつからあるのか、まったく覚えのない種や実もあります。いただいたもの?、買ったもの?

30年も種や実を拾っていれば、気持ちの濃いときもありましたが、それどころではないときもありました。でも、拾ったところの風景や、見つけた嬉しさなどもありありと思い出せるものが、ほとんどです。

それにしてもこの実、特徴的なのに全然覚えがないのです。どうして手元にあるのでしょう?
テニスボールほどの大きさで、松かさ状というか、花弁状にでこぼこしています。しかし、松かさや花弁のように、一片ずつ分解できるものではなく、一枚の外皮に、全体が覆われています。




先から見ると、五弁の花びらの中に、雄蕊や雌蕊らしき点々があって、花の化石のようにも見えます。

気に入っていて、大切にしていますが、いったい何なのか、見当もつきません。なんとなくオーストラリアとか、ニュージーランドの匂いがするのですが、あてずっぽうです。



2 件のコメント:

  1. 僕もこれ持ってます。

    お察しのとおり、オーストラリア特有の植物バンクシアの実です。

    これは特に特徴のあるタイプの実です。
    正体は、Banksia laricinaです。
    Rose-fruited Banksiaとも呼ばれ、形が面白いので、日本でも花材として売られていたりします。

    バンクシアの仲間なので、バーナーで炙るか、オーブンで焼けば、閉じていた部分が開いて、中からタネが出てきます。

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  2. Tomokiさん
    はいこれです。私が持っているもう一つのバンクシアというのは。
    山火事を想定して生きているってすごいですね。

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