以前、別々にアップしたものばかりですが、熱帯の実の、長さを比べてみました。
右端のモダマ、世界一の大きさを誇る豆ですが、莢もやっぱり一番長いようです。この莢は80センチほどですが、150センチになるものもあるそうです。
150センチといえば、私の身長に近い!そんなに大きな莢を見てみたいものです。
次に長いのが、左端の
ペカーの舟でした。高く伸びた枝の先にぶらさがった実がはじけて、羽のような種が飛んで行きます。
健闘しているのが、左から二番目のホウオウボク(火焔樹)、その次のバライロモクセンナ、そしてひょろっと長いナンバンサイカチ(ゴールデンシャワー)などマメ科の実です。約60センチです。
どれも個体差が大きい莢たちです。
振ると、ホウオウボクだけは豆がじゃらじゃら音を立てますが、バライロモクセンナとナンバンサイカチは、沈黙したままです。
どれもおいしいのか、拾おうとするとたいてい中に虫が入っています。そして、木から落ちるとすぐばらばらになってしまう、分解の早い莢たちです。
バライロモクセンナは、熱帯に数々ある、「桜」に見立てられる花のなかで、私がもっとも好きな花です。
蕾が濃い桃色、開くと最初はピンク、だんだん白くなるのですが、さらに新しい花が開いていきますから、白から濃い桃色までのグラデーションが、美しいのです。
この中では一番短いのは、
マングローブのヒルギですが、ヒルギの中では長い方でしょうか。このまま落ちて、突き刺さって芽を出します。
ヒルギしっかりしていますね。
返信削除オレも時々ヒルギを拾ってきますが、持ち帰る途中で折れてしまうことがほとんどで、捨てちゃったりで、なかなかありませんよ。
Shigeさん
返信削除遠くまで流れていきたい硬い種と、近くでいいやという分解しやすい種があるのかもしれませんね。
ホウガンヒルギなど、熱帯の浜でもぼろぼろになっているものが多いので、日本に流れ着くものは、そう長い旅をしたものではないのかもしれません。
このヒルギたちは、ほとんど木の真下で拾ったものなので(笑)硬いです。