埼玉県都幾川のKさんの家に遊びに行って来ました。
山に向かって最後から二番目の集落で、八郷と違って、急峻な山が四方から迫っています。
Kさんが十年ほど前に手に入れた家は、斜面に高い石垣を積み上げて、わずかに平らな土地をつくり出し、そこに建てられた家です。道路は家の裏手にあり、細い小道を下って家へと向かいます。
百年以上前に建てられた大きな家で、二階では、かつて養蚕をしていたそうです。
畑は、全部斜面ですが、昔の写真を見るともっと広くて、主食の小麦を栽培していました。
K夫妻も、長年無人で荒れていた、斜面の草を刈って、麦や野菜をつくっています。しかし、我が家でおなじみのイノシシ、ハクビシン、アライグマ、狸などに加えて、熊、猿、鹿も現れるので、なかなか難しいようでした。
そんなK夫妻、とくに夫人のMさんが畑を掘り返して、土の中から見つけたものの数々です。
寛永通宝、一銭玉、スポーツ大会のバッチ、柘植の根つけなど。寛永通宝はもっとありました。
斜面ですからころがったり、麦畑に落としてしまってなくしたものだったのでしょう。捨ててしまったけれど、瀬戸物のかけらもたくさん出てきたそうです。
繭の絵馬
土の中にあったものって、エージングが進みまた別物になっている気がしますね。そんなところが好きです。
返信削除Shigeさん
返信削除なくした人は慌てたかもしれませんが、出てくるものを拾うのは楽しいですね。
エージングが進んで別物になるのはおもしろいのですが、自分がなくした剪定ばさみや、雑草抜き器が土の中から出てきて、鉄や木がすっかり変身しているのに、がっかりしたことがあります(笑)。