2011年4月3日日曜日

碍子とスパークプラグ





伊豆へと向かった日、海は、津波となって荒れ狂ったことなどなかったような顔をして、どこまでも穏やかでした。

早く着きすぎて、時間をつぶさなくてはならず、夫は車の中で一眠り、犬猫も車の中に安心して収まっていたので、私はちょっとだけ、赤い石の浜でうろうろすることができました。

写真は、砂浜からもの、沖の三角の島は利島、右に薄く見えるのは、新島です。




赤い石の浜で拾った、碍子と、スパークプラグです。




拾った碍子は、手持ちのもの(左二つ)に比べると、波に削られて、すっかり艶消しになり、くびれたところと内側部分だけ、艶が残っています。
頭の丸まったところが、とってもいい感じです。




自動車部品でできた、地雷除去人形に使われているものに比べたら、拾ったスパークプラグは、すっかり錆びついていました。
無理もない、浜辺に何年もいたのでしょう。




そして、こんなものを拾いました。
いったいなんだったのでしょう?想像もつきません。
でも、気に入っています。

2 件のコメント:

  1. これはお正月の飾り物である素焼き海老の尻尾でしょうね。
    鎌倉では、鎌倉海老といって、注連飾りにつけ、正月が過ぎたら浜で、どんどにくべるので、陶製の海老だけが打ちあがります。
    きっと行かれた伊豆でもこうした風習があるのでは。

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  2. Shigeさん
    うわぁ、感動しました。
    郷土玩具の本はいっぱいあるし、ちょっとは知っているつもりでしたが、鎌倉海老については、まったく知りませんでした。
    ネットで見ましたが、ずいぶん浜辺に打ち上がるもののようですね。
    今でも素焼きでつくっているのかどうか、いつか暮れに鎌倉に行って、確かめてみたいです。
    それにしても、鎌倉周辺の海だけで見つかるみたいですね。伊豆では新発見だったりして...。

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