2011年4月8日金曜日

黄炎木





種を片づけていたら、黄炎木(Peltophorum pterocarpus)の実が見つかりました。
黄炎木の原産地はマレー。東南アジア各地で、街路樹としても、よく使われる木です。

あまりにもありふれている木だし、莢が薄いせいか、最初から傷んでいる実が多くて、積極的に集めたいと思ったことはありません。
しかし、久しぶりに見ると、高くてこんもりと丸い木姿が思い出されて、ちょっと懐かしい気がします。




花は黄色です。花のあとの実は、枝の先端にびっしりなるので、実がなると木全体が濃紫色に染まったように見えます。




伝統的なジャワ更紗は、藍と黄褐色の二色で染めますが、黄褐色は、この黄炎木の樹皮で染めます。






2 件のコメント:

  1. 黄炎木(Peltophorum pterocarpus)、初めて聞きました。ここ(インドネシア・ソロ)では違う名前で呼ばれているのかも。ジャワ更紗,年代物ですね。染めたばかりの茶褐色と違って,渋みのある落ち着いたいい色になっていますね。二枚目の更紗はスカル・ジャガド(宇宙の花という意味です)もいいですが、私は不思議な姿の動物(象さん?)が好きです。

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  2. sekineさん
    タイ語ではノンシーと言いますが、インドネシア語はわかりません。
    高木で、マンゴーのように丸っこい木姿で、葉もみっしりとついて、実がなると紫色になりますから、すぐわかるかと思います。
    ジャワ更紗の黄褐色は、日本人にはあまり似合わない色ですが、素敵ですよね!

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