ひたちなか港の魚市場に、震災後はじめて足を向けました。
行きつけのお店の中にはなにもなくて、屋外で、まだ小規模に店を開いているだけでした。
市場で津波の高さは、4.5メートルだったそうです。市場より一段高くて、海寄りにあった駐車場は陥没してめちゃめちゃになっていました。
地震後、訪れる観光バスは皆無になっているとか、あたりには、閑散とした空気が漂っていました。
海沿いにホームセンターへ行こうとしたら、道が陥没して、通行止めになっていました。
回り道をして行くと、海沿いに通れる場所もありました。しかしその道は、路面がでこぼこになっていて走りにくく、路上に砂が堆積しているところもありました。
道路から、東海村の発電所を望んだところです。
左は火力発電所、右手遠くに霞んでいるのは、原子力発電所です。
浜には、ところどころ大木が転がったりしていましたが、いつもの浜とそう変わりありませんでした。
ただ違うのは、人も車も、ほとんど通っていないことです。多かった釣り人も、まったく見かけませんでした。
ちょっとだけ浜に降りて、魚の形の石を拾いました。
そして、丸い石と、
好きな、レンガ色の石も拾いました。
そのあと寄ったホームセンターでは、石と化石の特別展をしていました。
その展示会で買ったのは、マダガスカル産のセプタリアです。
大きいビー玉を扁平にしたくらいの大きさで、方解石、アラレ石、泥炭岩でできているそうです。525円で、マダガスカルの大地の一部が買えるなんてすごい!と思いました。
そして、もう一つはインドのタントリック・リンガムです。こちらは、千円札一枚では買えませんでした。
大小のアンモナイト、デザートローズ、水晶などが並んでいましたが、化石より、キラキラ光る石より、やっぱり丸っこい石が好きでした。
ご主人は大きな石がお好みのようですが、春さんは丸い石ころがお好きですね。
返信削除オレも、石ころ派ですよ。
小さな石ころ、地球の欠片・・・ですから。
Shigeさん
返信削除私たち人間も地球の一部ですが、ほんと石は地球の欠片です。とくに丸い石は、丸くなった歴史まで掌に感じられます。
もっとも、買った石は、丸く加工してあるものですが、その加工に携わった人の手が感じられるのも、悪くありません。