日差しが強くて、外に出るのを躊躇ってしまいます。
それでも、ちょっとでもと、玄関先の石を敷いてあるあたりの草むしりをはじめました。
石の間に、何かあります。
拾いあげてみたら、焼き物のアヒルでした。
どうしてこんなところにいるの!
タイの国道をバンコクから東北へと走っていると、コーラート高原のあたり、道の両側に焼き物の窯元が並んでいます。
その昔は、植木鉢や、素焼きのままごとくらいしかつくっていなかったような気がしますが、年々おしゃれな焼き物をつくるようになり、庭に設置する巨大なオブジェから、手のひらにすっぽり収まる小さなミニチュアまで、競って展示していました。
外に落ちていたのは、そのコーラートのミニチュアの動物の中の一つでした。
動物たちは、玄関、土間、二階と、あちこちに分散して飾っているのですが、アヒルは一番近い玄関の棚からきたと考えられます。
案の定、印刷用の文字を入れていた引き出しを利用した棚の、左下に外で見つけたのと色違いのアヒルがいます。
3月11日の地震のときには、この棚の中のものたちは全部飛び出しました。しばらくして元通りに収めたのですが、大きい余震では、再度、再々度飛び出して、棚の上や床に転がっているものもありました。
アヒルも落ちて、気づかれないで掃き出されたのでしょう。
それにしても、欠けていないし、土の中から見つかるとは、なんと幸運なアヒルでしょう。
空っぽの棚があったので、そこに収めました。
アヒルも幸運でしょうが、ステキな飾り棚ですね。
返信削除太目の枠は、ぶな材で作られたように見えます。よく似合っていますね。
Shigeさん
返信削除イギリスのものですから、ブナとかカバでしょうか。印刷屋さんの印字を入れていた引き出しで浅いのですが、小さいものの整理には便利です。
ちょっと前まで印字を並べて新聞なんか印刷していたなんて、信じられない昨今ですね。