一週間ほど前、ジャケツイバラの
切られた跡をのぞいてみました。
滝へと続く道の、真ん中辺りにこんもり見えるのが、かつてジャケツイバラの絡みついていた、低い樫の木です。
そのときは、新緑色の、マメ科の葉があちこちに見えたので、こぼれ種から苗が何本か生えているのだと思いました。
今日は、その苗を掘らせていただこうと、土のう袋とスコップを持ち、軍手に長靴姿で行ってみました。
「あらっ」
あれからたった一週間しか経っていないというのに、ずいぶん大きくなっています。
しかも、草をかき分けてみると、若い苗が谷川のこちら岸に生えているのではなく、向こう岸から登ってきているようです。
反対側にまわってみました。
やはりどの枝も、谷川近くに生えている、元の株から登ってきているようです。
引っ張ってみると、ずるずるつながっています。
なんという生命力。
この一週間というもの、
「どこへ植えようか」
と、あれこれ考えていたのですが、この成長のスピードにはたじたじです。
見上げると、冬にたけさんに切られた枝がそのまま樫の木に絡みついていて、引っ張ってもびくともしません。
この様子では、夏が過ぎる頃には、枝は樫の木まで到達し、陽にあたっていよいよ成長し、来年の春にはきれいな花を見せてくれるでしょう。
若葉は、頼りなさげですが、刺も硬くなってきているし、ジャケツイバラ恐るべしです。とても、互角に渡り合える相手ではないことがわかりました。
我が家にお迎えするのは、きっぱり断念しました。
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