ナツメ(
Ziziphus jujuba MILL.
var. inermis REHDER)の木です。
乃木将軍の歌(古い!)には出てきますが、大木にはめったにお目にかかりません。しかし、奈良のKさんの農場にあるナツメの木を見てからすっかり好きになり、我が家にも植えています。
ところが、このナツメしゃきしゃきとは大きくならず、一本目は枯れ、今度こそ確実に育ってもらおうと、実がなっている苗を買った二本目は、添え木をしても、ふにゃふにゃして、全然真っ直ぐ育つ気がありません。
いったいどうなっているのでしょう。
近くの廃屋にも、ナツメの木があって、毎年実が生ります。
木の下には、大小の実生の苗が育っていますが、引っこ抜こうにも根が張っていて、まったく抜けません。
我が家のナツメとは、大違いに根性があります。
ナツメの実です。
二種類あるみたいですが、ナツメは形のバリエーションの多い果物です。
味はどちらもよく似ていて、不味いりんごのようでもあり、熟れていないグアヴァのようでもあります。
熱帯アジアには、イヌナツメ(
Ziziphus jujuba MILL. )があります。品種改良も進んでいて、実が大きく、ジューシーでさっぱりしているので、幾つでも食べたくなる、大好きな果物です。
美味しくて、大きいナツメの方がイヌナツメで、小さくてあまり美味しくない方がナツメなんて、まあ、日本名ですから日本人がつけたものですが、なんかちょっと変な気がします。
オレも古い人間なので、婆さんが子守唄代わりに唄ってくれた、♪庭にひともと棗の木~♪ってヤツ知っていますよ。
返信削除敵の将軍、ステッセルとの会見の歌でしたね。(笑)
イヌナツメ???
返信削除ひらめきました!!
見た目も食べた印象も姫リンゴなのに、中に大きめのタネが一個だけゴロンと入っている、日本人の感覚でいくと異様で不自然な感じのするリンゴ状果物でしょうか??
ベトナム旅行で、ホテルのウェルカムフルーツにあって、ずっと正体不明のフルーツでした。
謎が解けて嬉しい!・・・・って本当にそうかな??
幼い頃サクサク食べたなつめはハマナスに似て、私は美味しいと思いました。ユスラウメもイチイの実も当時は美味しくて、よくよそんちの庭から盗み食べしたもんです笑。
Shigeさん
返信削除私も、祖母の愛唱歌だったので覚えました。どこかで絵を見たのでしょうか。その光景まで目に浮かびます(笑)。
なんとか、ふにゃふにゃしたナツメの木にしっかり育って欲しいものです。
toki-sappさん
返信削除ピンポーン!正解です。
英語ではジュジュべ(可愛い名前♪)と言いますが、ヴェトナムではなんと呼ぶのでしょう?タイではプッサと言います。
変哲もない味ですが、どちらかと言えば甘すぎたりくどかったりする熱帯果物の中ではさっぱりしていて、好物でした。
ドリアンやマンゴスティンのように花形ではないので、年中食べられるようには改良されてなくて、乾季の12月頃が旬ではなかったかと思いますが。
そう、イヌナツメを知らなかったら、ナツメも美味しいです。とくに、青いのではなく、赤くて半分ドライフルーツになりかけたのが好きです。