2011年12月4日日曜日

トチュウ



以前、Shigeさんからアオギリの種とともに、トチュウ(杜仲)の種を送っていただきました。
一つの実に一つの種が入っていて、果皮と種と分けることは難しいそうです。
先が二つに割れているのが、面白い感じです。




中が透明でわかり難いのですが、半分に割って引っ張ってみると、伸びるそうです。サンプルつきで送られてきました。もしかして、Shigeさんは、小さいころトチュウの種で遊んでいた?
私は、まったく知りませんでした。




「似た種があったなぁ」
と、熱帯の種を取り出してみました。
でも、トチュウは縦向き、こちらの種は横向きでしょうか?

7 件のコメント:

  1. トチュウ・・・そんな木は子供のころ身近にありませんでしたから。
    知ったのは今年になってからですよ。

    ちなみに下の種子、ニワウルシに似てますね。日本海側では、海岸沿いに多い木なんですよ。

    ニワウルシ、風で飛ぶ種子ですが、落ちるときに、長軸方向を中心に回転しながら落ちてくるんです。

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  2. Shigeさん
    ニワウルシ見ました。種はよく似ていますね。
    ウルシに葉が似ているけれど、ニガキ科でかぶれないとか、ニワウルシがどこに生えているか、またさがす楽しみが増えました。
    ありがとうございました。

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  3. トチュウ懐かしいです。一時この植物の研究もしてました。
    中国原産の樹で、樹皮や種皮を引っ張ったときに見える白い繊維状のものは、グッタペルカと呼ばれる天然のトランスイソプレン(ゴムの1種)です。中国では大規模に植林されて、天然由来の工業原料として利用され始めています。

    ニワウルシに似たのは、僕もタイで見つけました。名前調べてまたご連絡します。

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  4. Tomokiさん
    えっ、トチュウの研究をなさっていたのですか。
    漢方薬としてだけでなく、工業用の天然ゴムとして使われているなんて、全然知りませんでした。
    たくさん実が生ったとしても、その中からまとまった量のトランスイソプレンを集めるのは、大変そうですね。
    いずれにしても、化学品より天然のものが優れているというのは、面白いことです。

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  5. 確かに樹液を集めて、精製すれば天然ゴム(シスポリイソプレン)が得られるパラゴムノキよりは手間がかかりますね。

    トランスポリイソプレンが得られる樹としては、トチュウ以外に、グッタペルカノキというのがあって、こちらは樹液から回収できるそうで、一昔前はシンガポールでもプランテーション栽培されていたそうです。今でも名残があるそうです。
    用途は海底ケーブルの皮膜などが多かったようですが、意外と身近な歯の詰め物にも使われたりしています。

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  6. ニワウルシに似た種の正体わかりました。

    ニガキ科のAilanthus triphysaです。
    葉も羽状複葉でよく似ていると思って、ニワウルシの学名を調べたら、ニガキ科Ailanthus altissima。なんと同属の親戚だったんですね。どうりで似ているわけです。

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  7. Tomokiさん
    天然ゴムのお話、そしてAilanthus triphysaのこと、ありがとうございました。
    『熱帯植物要覧』を見ると、和名がニガキ科マラバルニワウルシとありました。また、横になって生っているなんてとんでもない、縦長に生っている写真も見ました(笑)。
    タイ語ではマヨムパーと言うんですね。果物のマヨムとは別の科ですが、日本で葉がウルシのようだと名がついたように、タイでも葉から想像してマヨムとつけられたのでしょうか。
    また、勉強になりました。ありがとうございました。

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