2012年6月14日木曜日

ネズミちゃん


我が家の居間と食事室の間の階段に、ネズミの形の穴が開いています。
つくったときは夢中で気がつかず、家を使い出してから、夜薄暗い中で、また猫のトラがネズミを捕ってきて転がしているのかと、びっくりしたことがありました。


ただでさえ埃のたまるところにある大きな穴ですから、 埃を描きだしてやらなくてはなりませんが、今では家族の一員です。


この杉板は、節だらけだったので、長さが180センチ、幅は太いところで95センチ以上、厚みは100ミリもあったのに、材木屋さんのセールで1万円ぽっきりでした。

奥行も長さもぎりぎりだったので、一番太いところを階段にして、


真ん中を長椅子の東脇のテーブルにして、


残りを、長椅子の西脇のテーブルにしました。


あとで、タイに注文していた長椅子が届いたとき、椅子が長すぎて、テーブルを4ミリほど切り落としました。椅子の木組みをするときに寸法通りにしたので、ラタンの厚み分だけ大きくなっていたのです。
夫がじょうずに切るのを見ながら(私はこういうのは苦手です)、
「あぁ、ここで、この4ミリ稼げたら、つくるときもっと楽だったのに!」
と叫んだほど、木取りにはない頭を使ったものでした。


先日、夫の古い友人のKさん夫妻がいらっしゃったとき、拾った子リスを育てて、長く一緒に暮らしたのに、猫に捕られてしまったK夫人が、
「くうちゃんがいる!」
と、階段のネズミを見て涙ぐんでいましたが、私にはネズミにしか見えません。
もっとも、トラにはネズミにもみえないようです。


4 件のコメント:

  1. これは自然にあいていた穴なのですか!
    始め彫刻したのかと思いました!
    私にもネズミにしか見えません。

    それにしても春さんの家を是非いつか拝見したいものです。

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  2. toki-sappさん
    自然についていた穴です。裏はうろやら節やらもっとひどかったかもしれない。とにかくいっぱい穴のあいた木でした。
    こんなにネズミっぽいのに、暮らし始めて数日してから気がつきました。できたころはいろいろやることがあって、それどころじゃなかったんでしょうね。

    どうぞ、ご家族でピクニックがてら遊びに来てください。東京に近いのに別世界で驚きますよ!

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  3. いいなぁ~!ネズミの板!!
    ジグソーで空けたのかと思いましたよ。

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  4. Shigeさん
    そんなにいいですか?夜居間に明かりをつけないで行こうとして、薄明かりの中で何度かどきっとしました。なにせ、猫がいろいろなものを転がしている家ですから(笑)。
    今は勿論間違えようもなく、ゴミがたまるとしても、ネズミは愛されています。

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