お菓子の型を買ったらおまけでついてきた
竹ベラのうち、そのまま使えないで加工用に回したもので、魚網針をつくってみました。
右は以前つくりかけたものですが、先を落としてしまってから、穴の部分を削ろうとしたら、逆さを向けたとき、持つところがなくてうまく削れず、失敗したものです。
その失敗を踏まえて、長いままで、穴部分の加工からはじめました。
まずは小さなドリルで穴を開けました。
その穴を、切り出しでつなげて、整えていきます。
先の部分を切り落とさないで残しておいたので、どっち向きでも削れます・
穴を仕上げてから、全体の形に切り出しました。
使ったのは、ドリル、切り出しと小さなのこぎり、やすり、それに陶器に欠片です。
陶器の破片は、以前Shigeさんが、漁師さんが魚網針を仕上げるのに、ガラスのかけらで丁寧に削っていた、と書いていらっしゃったのを思い出したからです。
穴の部分は、なかなかうまく削れず、ちょっといびつですが完成です。
使い込んですべすべになったら、もっと素敵なのですが、今のところすべすべになるほどの使い道がないのが残念です。
なんて、最初からわかっていたことですが。
ううう~む!
返信削除暇にまかせて・・・なんて言ったら、叱られますが、それにしても、春さんって」根気が良くて、器用な方ですね。竹の繊維に対して、逆目にならぬよう工夫されたのでしょうね。漁師さんになれますよ。
ただ一言アドバイスさせていただければ、中心の糸かけをもう少し細く、円柱状に磨いていただければいうことありません。後端の処理など、完璧です。
Shigeさん
返信削除いえいえ、不器用さにがっかりするほどです。Shigeさんには到底かないません。数日間、食卓のわきに置いておいて、朝食後のひととき削りました。
そうですか。中心は円柱形に磨くのですね。
つくりながら、昔の漁師さんは何で穴を開けたのか、カンボジアの漁師さんは大きな鉈で削ったのだろうかなんて、考えました。切りだし一本しかないとしたら、なかなか難しいですね。
そうそう、忘れないうちに!
返信削除知多半島の鬼崎は、子供のころから通った海です。もう今は亡くなりましたが、時折魚を分けていただいた漁師さんは器用な人で、網針やウキ、土錘も作っていました。
網針を作られていましたが、ドリルは使わず、3箇所焼け火箸で開けていました。その場所は中心の糸かけの根元左右、それに糸かけの最先端部でした。この三つの穴で上手に作られていましたし、近所の丘陵地(常滑周辺は良い粘土がある)から粘土をとってきて、同じ太さの小枝に粘土をまきつけ、乾いたら野焼きして素焼きの土錘をこさえてました。
雨の日など、よく網の補修していたので、遊んでもらってました。
Shigeさん
返信削除ありがとうございました。
焼け火箸ですか。何だろうと思っていたのですが、それは思いつきませんでした。
そうですね。焼け火箸で三ヶ所開ければ、あとはナイフで少しずつ穴をつなげて行けます。
錘のつくり方も面白いですね。そして魚網もつくるのですから、自立生活この上ないですね。
カンボジアの錘は知りませんが、地引編みの浮きは、3節くらいの竹筒をそのまま使います。使い終わったら、竹をそろえて畳みます。木に穴を開けた浮きも、昔はつくっていましたが、今はプラスティック浮きになり、それが買えない人は、(拾った)水の入っていたビニールボトル、ビニールタンクなどそこいら中の廃物を浮きにします(笑)。