2013年3月1日金曜日
キーワードは五角形
mmerianさんにいただいたもの、何から見ようかとわくわくしていましたが、まず目につく大きなバフンウニから、いきます。
ムラサキウニ(Anthocidaris crassispina) でしょうか。
大きいのに、欠けもせず宮崎の浜にたどりつき、欠けもせず八郷までやってきました。お見事!直径は7センチあります。
振ると、鈴のようにちりちり音がします。
「あれっ、貝殻が入ったか」
と振りだそうとしても出ません。そこで気がつきました。mmerianさんの謎かけだろうと。きっと、鈴のように音がするから、このバフンウニを送ってくださったのでしょう。
緑っぽいバフンウニ(Hemicentrotus pulcherrimus)は茨城の浜でもよく見かけます。もっとずっと小さくて、ちょっと大き目なものはたいてい破損しています。そしてきれいにさらされているものは脆く、気をつけていても持ち帰るまでに割れたりします。
こちらはナガウニの仲間でしょうか?
突起は白、地はちょっと緑っぽいベージュ色です。
裏(?)からのぞくと、突起物が五ヶ所にあります。突起物だけでなく、殻の裏には五本の線が伸びていて、楕円形をしていても、基本五角形であることがよくわかります。
ウニといい、タコノマクラといい、普通のヒトデといい、みんな五角形(というか、五つの繰り返し)になっているなんて、おもしろいことです。
どちらを前と決めずに進めるってことなのかなぁ。
タコノマクラは、振ると珊瑚の砂が出てきました。
素敵素敵!
とても脆いものと聞いていますが、また拾った時は汚らしいので漂泊したりするとも聞いていますが、自然に漂白されて、しかも割れていないなんて、すごいことなんでしょうね。
タコノマクラは、確か断面もおもしろいんですね。
もちろん、割ってみたりしません。
自然の造形美に脱帽です。
ウニもヒトデもナマコも五角形!
返信削除他にもあるのかな?
海の中では暮らしやすい形なのでしょうね。
海栗の中のカラカラ音がするやつ、もしかしたらアリストテレスの提灯かもしれませんね。
返信削除mmerianさん
返信削除ナマコも五角形なんですか?知りませんでした。
陸上の五弁の花も関係あるのかな?自然界って、素敵ですね。
Shigeさん
返信削除勉強になりました。アリストテレスの提灯というものがウニの口なのですね。
そんな大きなものは入っていないようだしと、注意深く見て、振っても出てこなかったのですがウニをだまして取り出してみたら、なんとカニの爪の先でした(笑)。尖っているので、引っ掛かって出てこなかったようでした。いい音がしていたので、またもとに戻しました。
今度、浜でアリストテレスの提灯もさがしてみます。
アリルトテレスの堤灯という言葉、初めて聞きました。ウニの口がランタンに似ていることに気がついたアリストテレスってすご~い。
返信削除私も今度さがしてみます(^^)
mmerianさん
返信削除何にでも、歴史がありますね。