2014年2月19日水曜日
タイのどんぐり
やはりこばやしジャム店で買った、タイのどんぐりです。
世界にはブナ科の植物が700種類ほどあるそうですが、タイにもどんぐりが生る木が数十種類あります。
ただ、残念ながら私はタイに20年もかかわりながら、一度もこの目でタイのブナ科の木やどんぐりを、自然の中で目にしたことがありません。
タイの元同僚が日本に来たとき、栗に関心を示したことがありました。
タイでも、似たような実が生る木があるので、植えてみたいというので、何度も日本から苗を運び、ちょっと標高の高いところに植えてみたことがあります。
さて、何度試みたことか。
何度植えても、栗が育つことはありませんでした。
タイは平らで、標高が高いと言っても植えたのは中部でしたから、海から遠く離れていても、標高はたかだか200メートルくらいでした。
写真は、いずれも『FOREST TREES OF NORTHERN THAILAND』に載っていた、タイ北部のどんぐりの写真です。
こばやしジャム店で買ったどんぐりは、ちょっと角があって、心もち四角っぽいのですが、残念ながらどんなどんぐりか同定することはできませんでした。
タイの最高峰のドイ・インタノン(インタノン山、標高2565メートル)には、たぶん、いろんなブナ科の木が生えていると思います。
その、ドイ・インタノンに登ったことがあります。頂上付近まで車で登れるのです。
ところがそのときは、短い期間にたくさんの人を訪ねる旅で先を急いでいました。その結果によって、プロジェクト地を選ぶという、重要な旅でした。まず、 ドイ・インタノンの麓あたりに住む人を訪ねたのですが、引っ越ししていて引っ越し先も不明でした。しょっぱなから困ったなぁと思っていたら、同行のタイ人の同僚二人が、いきなり、
「ドイ・インタノンに登るから」
と言いました。
「どうして?」
「近くに来たから」
「近くだったらどうして登らなくちゃいけないの?まだ先を急いでいるし」
「ドイ・インタノンは、タイで一番高い山だから」
とうとう押し切られて登りました。
まあ、いつも「終わりよければすべてよし」と自分に言い聞かせていましたが、目いっぱい欲張った予定表をつくって、その通りできないとイライラするのは島国育ちの人間だけで、大陸育ちの彼らは優雅なものでした。
おかげで、熱帯のタイでシャクナゲを見るなど、珍しい経験をさせてもらったし、そんな機会でもなかったらドイ・インタノンに登ることもなかったので、まさに「終わりよければすべてよし」ですが、当時は全然そんな余裕がなく、ひたすら焦っていたのを思い出します。
いろいろな体験をされている春さん、羨ましいです(^。^)
返信削除実は、私もジャム店のドングリ注文中です。
どんぐりは、煮ると虫がわかなくて保存が効くそうなので試してみてください。
タイのどんぐり、いいなぁ!
やっぱり木の実は楽しいです(^・^)
mmerianさん
返信削除あはは、若気の(中年気?)いたりばかりです。そうなんだ、あんなにいろいろ拾えるのに、どんぐりを注文したのですね(笑)。私もいろいろなどんぐりを、欲張りですが木の下に立って見上げて、そして下を見て拾いたいです(笑)。
でも、こばやしさんがんばっていますよね。オオミヤシまで、展示用ですが手に入れたのですって!ライオンゴロシは売っているし!