Kさんの家に、初めてうかがいました。
すごい!こんな土器が置いてありました。
「ここから出たんですか?」
一度も畑になったことのない土地から出てくる土器は、畑だった我が家から出てきたのと違って、大きな破片です。
「それがね、増築しようとしたら窯跡まで出てきちゃった。でも、調査するなんてことになったら面倒だから、知らんぷりして建てちゃいましたがね」
Kさんの家は山を少しだけ登ったところにあります。山と言っても八郷のなだらかな山で、20度ほどの傾斜です。
こんなに力強い土器を見ると、古代人を間近に感じます。
これもきれい。
几帳面な人が模様をつけたのでしょう。
どちらも、幅が12センチ以上の破片です。
ところで、おいしく煮た叩きごぼうをいただきました。
歯ごたえがよく、しゃきしゃきしているのに柔らかいおいしいごぼうでした。
「おいしい!」
「ひたすらこれで叩くのよ」
と見せていただいたのは、
立派なリンガです。
「どうしたんですかこれ?」
「道をつくるとき出てきたのをもらったの」
これも古代人がつくったものでした。
リンガで叩きごぼうなんて、八郷ならではの古代な夕べでした。
わぉ!何とまた立派なリンガ・・・よりも日本では石棒でしょうか。
返信削除これでゴボウ叩き・・・ですか。
それにしても遺跡の上におうちがあるのですね。
Shigeさん
返信削除あはは、石棒と言うのですか。品よく(笑)表現しようとしたのですが、なかなか。石棒と言うのもすごいものなのですね。
そう、遺跡の上に家があるのですから、考古学者垂涎でしょう。金達寿の本に、八郷に来て、小幡小学校だったかに古墳があり、「何故掘らないのだ?」とたずねたら、「たたりがあるから」と町民が答えたというくだりがありますが(笑)、まあ、あちこちに古代人の影がちらついていて、ここは楽しい場所です。
1土器らしきものの破片を拾ったのは一度だけ。レトロ瓶も1度だけ。涎が出ます。(*^_^*)デザインがいいですね。
返信削除mmerianさん
返信削除一番目の写真の土器は、手にずっしりと重くとってもいい感じでした。
昔の人が、土器の向こうに見えました。
畑から、泥メンコを拾う人、土器を拾う人、ガラスビンを掘り出す人、貝殻を拾う人。そして石や土や化石。地球という星には人間を含めたいろいろな生物の営みがぎっしり重なっているんだと、愛おしくなります。