2014年3月30日日曜日

やれやれ


あれっ、哀れや、草むしりをしていたら、カブトムシの幼虫が死んでいるのを発見しました。
ふかふかと楽しい生活をしていたところから、遠く離れた場所です。
「このあたりにも幼虫がいたのかしら?」
とその時は思ったのですが、あとから思い出しました。
夫が、屋根から落ちた雪でだめになったサツキを植え替えていましたが、そのとき落ち葉も運んでいたので、一緒に運ばれてきたのでしょう。夫はカブトムシがたくさんいた場所の落ち葉は除けて掘っていましたが、他のところにも幼虫がいたのです。

カブトムシの幼虫の敵はモグラだけではなく、積んだ堆肥を使いたい人間も大きな敵でした。

最近読んだ『近代の呪い』(渡辺京二著、平凡社新書、2013年)は、期待したほどではなかったのですが、いろいろ面白いところがありました。
キリスト教的な精神-物質二元論、すなわち人間中心主義が近代ヒューマニズムを生んだのですから、その考えは馬鹿にできないところがあるけれど、それが一種異様な考えであるというくだりがあります。
幕末に、横浜あたりで西洋人の宣教師から聖書を読まされた侍が、「おう、おう、人間が草や木より尊いものであろうとは」と感嘆したというエピソードです。 
 



2 件のコメント:

  1. たしかに・・・江戸時代の価値観、今思うと新鮮なものがありますね。極端な生類哀れみの令もありましたが、今とは違う価値観でも馬鹿にできません。

    消費増税前と言うので、何でも売らんかな!そして釣られて買い物に並ぶ方々に強い違和感を覚えます。

    自分の道楽は棚に上げ、本当に必要なものを求めているのだろうかと。

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  2. Shigeさん
    あはは、不必要なものばかり買っている私ではありますが、やはり掛け込み買いものの概念は抜け落ちていて、関係ないところにいます。
    自分の道楽は私も棚に上げますが(笑)、お金持がいっぱいあったって、ミミズが一匹もいなくなったら、生きられないのだから、ほどほどに暮らしたいものです。

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