八郷からちょっと離れた鉾田に、評判のお蕎麦屋さんがあります。
行きたいと思いながら、なかなか行けなかったのですが、やっと行きました。
私はグルメではありませんが、ここ八郷に来てからお蕎麦のおいしさに開眼しました。なにせ、おいしいお店がたくさんあるのです。
たいして回数は行かないのですが、そのうち同じお店でも、今日はおいしいなと思うときと、まあ普通かなあと思うときがあるようになりました。
長年思い続けたこのお店に来る時は、期待度がいやが上にも膨らみました。たぶん、120点くらい期待していたのではないでしょうか。結果は90点くらいでした。
お蕎麦の味には太さも関係します。しかもそれはお蕎麦屋さんの腕と言うよりそれぞれの好みです。私にはちょっと細すぎました。
さて、お店の両側には蕎麦が植えてあって、今花盛りです。蕎麦の花を愛でていると、その向こうにうっそうとした鎮守の森が見えました。
神社そのものは、1750年代と、1921年に焼失し、1924年に再建されたもので、小じんまりとしていました。
参道にはどんぐり状の実が落ちていました。
どんぐりかと拾ってみると、弾力がありました。
踏みつぶされて、割れているのもありました。
むき出しの種もありました。
「カヤの実だ」
巨木はカヤだったのです。
カヤの実って、こんなに強烈な匂いがするとは知りませんでした。お蕎麦屋さんの前一帯に異臭が漂っていたのです。
でも、正体を知ると、あっというまに異臭はよい香りに変わりました。
家に帰って果肉を剥いていると、ずっといい匂いがして、手にもその匂いが染みつきました。
さて、炒って食べようか。このままとっておこうか。
自分で拾ったことはありませんが、カヤの実を食べたことはあります。そうおいしいものでもないので、このままとっておきます。
おはようございます。
返信削除高校の音楽の時間に「カヤの木山の」とかいう歌を歌わされたのを思い出しました。「カヤの実カヤの実それ爆ぜた…」というので、どうやら北原白秋の有名な歌曲らしいですが、高校生がみんなで斉唱する歌ではないよなあ…とさらに思った次第です。
カヤの実、もちろん実物は見たことないと思います。あるところにはあるのですね…。
karatさん
返信削除確かにあるところにはありますね。私も昨年、近くの農産物直売所で売っていたのを見たのが初めてでした。食べてみようと買ったので、形を覚えていました。落ちているのを見たとき、弾力のあるどんぐり発見!なんて思っちゃいました(笑)。
歌と言えば、カヤの実を拾っているとき浮かんできたのが「赤とんぼ」で、♪山の畑でカヤの実を小籠に摘んだは幻か♪、「あれ、高い木の上で摘めないよ。変!」それでやっと、赤とんぼはカヤの実ではなくて桑の実だと思いだしました(笑)。お粗末でした。
カヤの実の香り、強くて好きです。
返信削除まだまだ子どものカヤが私の家でも育っています。
しまとかげさん
返信削除初体験でした。最初コールタール臭みたいで、お蕎麦屋さんに入る前にきょろきょろしたくらいです。でも松脂の匂い同様、正体を知ってみると、すぐにいい香りに転じるところが不思議なところです。こんな思い込みは他にもあるんでしょうね。例えば、カメムシの匂いが大好きと言う人もいますから。
あの木たちは、きっと樹齢百年以上でしょうね。鎮守の森はどこも素敵ですが、町中の比較的狭い境内で、あんな大木を見たのは初めてでした。しまとかげさんの家のカヤの木も百年後が楽しみですね(笑)。私も植えようかしら。