気持ちよく過ごすためには、他人さまの土地でも、きれいにしておくに限ります。
ちよさんの畑の脇から公道までの斜面は、昔の大地主さんの土地です。戦後の農地解放で、大地主さんは、畑として貸していた、傾斜のゆるやかな丘の上の土地をみんな失って、それを囲む傾斜地だけ、細長く残りました。
ここに越して来た時は、大地主さんの土地はもちろん、ちよさんの畑も草ぼうぼうの放棄地でした。
我が家への入り口の坂道も、その昔の大地主さんから借りています。そんなこともあって、行き届いていませんが、ちよさんの畑のきわあたりから傾斜地の草刈りを引きうけています。
木がなくて草地になっているあたり一面にフウロソウが咲いていました。
我が家の、もはや草が密生していないところに生えると憎々しいフウロソウも、丈も低くて可憐で、別の花のようです。
毎年刈っているところと、まだ手を入れていない境目の、地面すれすれの場所に、アケビが生っていました。
もう一息ではじけそうです。
やはり地面すれすれにいっぱい実をつけているのはフジです。
家から目にする場所の木にのぼっているフジ蔓はみんな切ってしまいましたが、これは家から見えないところ、残しておいて、来年の花を楽しみます。
毎年、いじけてすくすく育たないワレモコウは、一思いに刈ってしまいました。 草刈りも、また楽しです。
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