2014年10月26日日曜日

羅漢槇


広島から、古い友人が来ていました。
その友人夫妻と、ちょっと滝までと出かけたものが、そのままWさんの家にも寄ることになりましたが、残念だったのは、カメラ持って行かなかったことでした。

しばらく訪問しなかったら、Wさんの家は様変わりしていました。萱葺き屋根を全部残しては、家を息子さんに譲ることができないと、平屋部分はトタン葺きに替えられていました。
それだけで、毎年の屋根の維持費が100万円ほど軽減されるのだそうです。

もう一つ残念だったのは、樹齢400年ほどのコウヤマキが傷んでいたことでした。
昨年の台風で、築山の杉の木が倒れてきて、コウヤマキを直撃したとか、片側の枝がすっかりなくなっていました。

そのためか、コウヤマキの後ろの、ラカンマキが目立っていました。
ラカンマキはイヌマキより葉が小さく、成長が遅い木です。


ラカンマキの実はイヌマキの実とそっくりで、花托(赤い部分)は食べられます。


とても成長が遅いけれど、育った暁には、いい生垣ができるそうです。
 

植えてみたい気もしますが、どうでしょう?
Wさんの家で見て気に入り、苗を植えてみたコウヤマキは、数年経った今もほとんど成長していません。ラカンマキも大きく育つまで数百年かかるとしたら、ときどきWさんの家の木を見ているだけの方が、よっぽどましのようです。



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