ふと足元を見ると、小さな小さな鳥の巣が、石段のところに吹きだまっていました。
「あれ、どこから落ちたんだろう?」
見上げても瓦屋根があるばかりです。
拾いあげてみると、巣はケヤキの葉と一体になっていました。
数日前に強い風が吹いたので、10メートルほど離れたケヤキの木にかかっていたのが、吹き飛ばされたようでした。
小さな小さな羽も残っていました。
細い茎で編んで、外側は苔を絡めていますから、『鳥の巣の本』を見ると、メジロの巣のようです。部分的には蜘蛛の巣も使っているそうです。
それにしても、材料が細い!
こんな細いものが自然界にあるかと思う細さですが、
茎の先が残っているものもあるので、細い材料を選んで、選んで運んで来たようでした。
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