遊びに来ていたカヤちゃんが帰る日、お寿司を食べに海に行きました。
お盆を過ぎたからか、砂浜にはあまり海水浴客の姿は見えませんでした。
いつもはあまり降りない、石ころの浜に降りてみました。
「わぁ、何だこの石!」
東京に住んでいる高校生のカヤちゃんは、これまで穿孔貝が孔を開けた石を見たことがなかったのでびっくりです。
私は石を見たら、やっぱり手が伸びます。
「石を拾うんですか?」
「うん、まあね」
「拾ってどうするんですか?」
「うぅぅぅん」
どうするかと聞かれても困ります。
何でも協力してくれるカヤちゃんも、石を拾いはじめました。
「これは、どうですか?」
「これぇ?形がよくないね。もうちょっと丸い方がいいかなぁ」
「じゃぁ、これは?」
「ちょっと大きすぎるかしら」
など、どれにもケチをつけていたら、とうとう拾ってくれなくなりました。
戦利品は、少なめでした。
この石は、濡れていたときは神秘的に見えましたが、乾いたら、ただの石になりました。
この石と、
この石は、通し穴が開いています。
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