2016年11月28日月曜日

ガラス浮き


Shigeさんにいただいた、シリンダー形のガラス浮きです。
こちらは、漂着物ではなく、10月に北海道で漂着物学会があったとき、小樽の浅原硝子でを訪ねて吹いていただいたものだそうです。
一緒にいただいた、『プカプカ通信159号』は、Shigeさんの「小樽・浅原硝子訪問記」で、浅原硝子の工場の見取り図やたくさんの写真とともに、シリンダー浮きをつくる工程が詳しく書かれていました。


かつては、大きなシリンダー浮きもあったようですが、浅原硝子に現存するシリンダー浮きの型は、約15センチと約12・5センチの二種類だけだそうです。
 

型の内側に濡らした新聞紙を貼りつけ、熱したガラスを用意して、型の中に入れます。
そして、もう一人の人が型を閉じてから、型の中で吹き上げるので、シリンダー浮きをつくるには、吹く人のほかに、型を閉じたり開けたりする人が必要になります。


型を閉じたところです。


以前は、材料としてはガラスビンなどをリサイクルして使っていましたが、今は蛍光管のカレットを使っているそうです。


我が家のシリンダー浮きは、いただいたものより少々大きめ、拾ったものではなく、ずいぶん昔に、シリンダー浮きとは知らないで、骨董屋さんで買ったものです。


元はと言えば、これも漂着したものかもしれませんが、糸が残っています。
とてもきれいに掛けてあるので、真似て見ました。


漁師さんたちはきっと、目にも留まらぬスピードで、糸を掛けていたに違いありません。


こちらは、韓国製のガラス浮き、Shigeさんが浜で拾われたものです。
「韓国製はいびつなんだよ」
見ただけではそういびつに見えませんが、触ってみると、あまり丸くなくてでこぼこしているのが、よくわかります。
  

Shigeさんの家では、庭にガラス浮きをごろごろさせていましたが、私には到底考えられないことです。


我が家では、ガラス浮きには最大級の敬意を表して、古い籠やら、古いボトルラックやらに入れて、大切にしています。






2 件のコメント:

  1. シリンダー浮きは拾ったことがないからうれしかったです(^.^)ガラス浮きはわたしも木箱に入れています。尺玉は庭に鎮座しています。

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  2. ろっかくさん
    本当に嬉しかったです。
    その昔、漁にガラス浮きばかり使っていたころは、ガラスが波間できらきら光って美しかったでしょうね。
    いつか、波崎の浜でも拾えるかしら?
    ろっかくさんの尺玉も拾われたのでしょうね?すごいですね。私は25センチくらいのを持っていますが、学生の頃下田の港で買ったものです(笑)。そして、室内に恭しく置いています。

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