2017年2月8日水曜日

勤勉な古墳の住人


茨城県は古墳の宝庫です。
古墳は帰化人がつくったものと言いますが、どうやら霞ケ浦が良好な自然の港で、多くの帰化人が、半島から海へ出て、列島をぐるっと回って、霞ケ浦に上陸して、住み着いたようでした。

石岡から潮来へと抜ける国道沿いに、よく整備された古墳があります。


三昧塚古墳です。
鎌田川流域の沖積低地に、五世紀後半に築造された前方後円墳で、全長85メートルあります。
昭和30年に一部が崩れたことがもとで発掘調査が行われ、石棺や副葬品が出てきました。骨は、二十歳前後の男性だったようでした。
冠や勾玉も出ています。どうりで、このあたりの地名が「玉造」なわけです。

古墳は、とってもよく整備されているのですが、点々と黒く見えるのはモグラの掘りあとです。


なんと、よく働いていること!


平らなところも、写真でははっきりしませんが、モグラの掘りあとだらけでした。


これから、草が芽吹いて、古墳は緑に塗り替えられますが、それまで、モグラの仕事が目立つことでしょう。





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