作業棟の壁を張っていました。
足場もよくないのですが、ものを置くところもありません。しかたなく、ちょっとしたスペースに真鍮釘の入った箱を置いていました。
そして、夢中で釘を叩いていたら、あちゃぁ、振動で釘の入った箱が屋根に落ち、釘を屋根瓦一枚一枚にぶちまけて、転がってしまいました。
箱は途中で止まりましたが、釘を集めるのに大わらわでした。
あぁぁ、積もった枯葉の中からも釘拾いです。
釘は、落ち葉深く突き刺さったりしていました。
こんなときは、自分が落ちなくてよかったと、よい方に解釈して、慰めにします。
午後からちょっとだけ、枯葉や枯れ枝を拾いました。
かつては、山の枯れ枝を拾わせてもらうと、地主さんへのお礼として、農作業などの労働で返さなくてはならなかったとか、それでも取り合いだったそうです。
今ではお金を払っても、誰も持って行ってはくれないでしょう。
枯れ枝を片づけていたら、倉庫にしているビニールハウスの中の、古着が目に入りました。
母屋のクローゼットに入りきれない不要な服を、未練がましく置いておいたのですが、もちろんダメになってしまっています。
シャツやジャケットにはトックリバチが卵を産みつけているし、カメムシは越冬しているし、どれも捨てる以外ありません。
それにしてもトックリさん、よく働きました。巣だらけです。
私のブラウスの貝ボタンだけは、使うあてもないのに拾いました。
袖口やポケット、裏についている予備のものも含めて、貝ボタンは十個もありました。
貝ボタンは、表より裏の方が素敵です。
枯れ枝を拾うのも労力がいるのに、お礼がさらに労働なんて、大変ですね。
返信削除貝のボタンは捨てられないですね!ついつい取っておきます。
hiyocoさん
返信削除昭和30年代くらいまでは、山を持っていない人は、焚き付けに困って、あと田んぼに入れる落ち葉がなくて、本当に大変だったようです。
でも、実は我が家の落ち葉は、農作物をつくるのに落ち葉堆肥しか使わないK夫妻が、暮れからお正月にかけて、何度もさらってくれます。彼らも私も喜んでいるのですが、それでもいっぱい残ります。
以前は、表土の少ない熱帯の農業にかかわってきたので、落ち葉を残すと微生物にいい環境ができて表土も増えるしと積極的に残していたのですが、日本は微生物が増えすぎ(笑)。微生物も、かつかつのバランスがいいのか、落ち葉を放っておくと木にカビが出るし、この二三年は、できるだけ片づけるようにしています。
貝ボタン、なんか見ているだけでロマンがありますよね(^^♪