先日、Uさんの畑を見せていただいたとき、ところどころにウツギの木があり、花が咲いていました。
ウツギは卯の花とも呼ばれ、旧暦四月は、卯の花が咲く季節であることから、卯月といわれています。
ただきれいと見ていましたが、
「それは、畑の境界線ですよ」
と、Uさん。
「この辺り、全体にそうなっているのですか?」
「そう」
なんと素晴らしい方法でしょう。
ウツギは大きく育たないので、畑の作物の邪魔になりません。そして、卯の花が咲くころ、様々な農作業が堰を切ったように押し寄せるので、
「卯の花に蕾がついたから、そろそろあれをしよう」
「卯の花が咲いたから、これをしなくては」
という、農業暦にもなります。
我が家のあたりでも見かけないかと、気をつけていましたが、そう畑が連なっているところがありません。
そして今朝、栗林の中に咲いているウツギを見つけました。
写真が悪いのですが、奥にもう一本ウツギの木が植えてあります。
栗は手間いらずですから、卯の花を見て何かをしなくてはならないということはないかもしれませんが、立派な境界線にはなります。
それにしてもきれい。
いろいろなウツギがありますが、ただのウツギが一番好きです。
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