昨年、hiyocoさんのブログを見るまで、この蔓草がアカネだとは、思ってもみませんでした。
ただの邪魔な草、掴むと小さなとげでチクチクするし、ひっぱると途中で切れてしまうし、根元を持って抜こうとしても切れて根が残り、始末に負えません。それに、年々勢力を拡大してもいるようです。
アカネの名はもちろん、知っていました。
茜染めの原料になり、和歌にも歌われたアカネは、漠然とはかない草だと思っていたのに、この「雑草」だったのです。
アカネは、根を乾燥させると赤黄色から橙色になので、「茜」と呼ぶそうですが、引っ張ればあっさり切れてしまうので、これまで根を見る機会もありませんでした。
誰が抜いて(掘り出して)根を見たのでしょう?
アカネのほかにも、クズ、ヤエムグラ、カナムグラなど、手ごわい草が万葉の時代から現代まで生き残っています。
人口も少なくて、あちこち手が入っていなかった万葉の景色は、いったいどんなものだったのでしょうか?
クズがのたうち回り、カナムグラが人や動物を拒み、篠竹が生い茂りと考えると、一寸先も見えないジャングルばかりが想像されてしまいますが、まさかね。
何はともあれ、写真を撮ったあとには、即座に切り取りましたが、根が残っているので、後から後から出てくることでしょう。
まさかこれがあの茜?って衝撃ですよね~。茜雲とか女の子の名前で茜ちゃんとかから、赤ピンクのかわいい花を想像していたのに、こんなトゲトゲの不快感のある雑草がーってね(笑)。茎が軟らかくて切れやすいのも根っこを残すための作戦でしょうか。今年も戦って下さい!
返信削除hiyocoさん
返信削除いつかは、草の先を行って、振り返って「ふふふ」と笑ってみたいのですが、今年もまた草の後ろを追いかけて、しかもだんだん離されてしまいそうな気配がもうしています(笑)。
アカネも、生け垣の中とか、生き延びやすいところでしっかり芽を出しています。写真に撮ったらすぐ切り取りましたが、もちろんぷつっと切れました。
戦いたけなわの夏が楽しみです(^^♪、笑。