田んぼの畔は、草がまだ短いときに刈ると、次々と別の季節の草が生え続けます。
そうやって短い草を生やし、根は残しても刈った草は必ず取り除くようにすると、土がふかふかにならず、固く締まって水の抜けない、よい畔ができました。
しかし、それは昔の話、今は草がぼうぼうになるまで放っておいても恥とは感じないし、除草剤を撒いても恥とは感じない、畔の草も季節によって次々と生えるというわけにはいかないようです。
土手の草も同じです。
いまでは草刈りは最小限に済ますせいか、植生が変わってきているような気がします。土手には、マルバルコウソウが蔓延り続けていますが、ジュズダマも増えています。
ジュズダマがいっぱい生えているのを見るのは楽しいのですが、草刈りがマメに行われていない結果でもあるのでしょう。
もうちょっと山地の空き地には、カナムグラが蔓延っています。
カナムグラは、万葉のころからあったとは思えないような猛々しさ、そこいらじゅうを覆いつくし、引っ張って抜こうとすると、全身のとげとげが軍手にべっとりとくっつきます。
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