2020年9月8日火曜日

キヌア

その昔、南米、なかでもメスティーソ(ヨーロッパ人との混血)ではなく先住民の人口が多い国、グアテマラとボリビアにかかわっていた元同僚のKさんから、インカの主食だったというアマランサスとキヌアを見せてもらったことがありました。
小さな粒々が、アカザやイヌビユの仲間と聞いてびっくり、道端にイヌビユの実がたわわに実っているのを見ると、
「これも、もしかして食べられる?」
と、思わず見入ったりしていました。

あれからたったの30年、キヌアもアマランサスも高い栄養価を持っているスーパーグレインとして、ネットで簡単に買えるようになっています。
しかも、先日息子が来たとき、おむつやナッツと一緒にキヌアをAmazonから、取り寄せていました。



「糖質オフだし、ご飯より簡単に炊けるよ」
「へぇぇ」


封を開けてみると、鳥の餌のような匂いの、小さくてかわいい粒々が現れました。


キヌアは、洗わずに鍋に入れ、倍量の水を加えて火にかけ、沸騰したら蓋をして弱火で15分炊き、火を止めてから5分蒸らすだけ、お米を炊くより簡単で、赤ちゃんのたけちゃんも大好き、息子の滞在中は毎夕食にキヌアを炊きました。
説明書には、炊き上がったらお好みに味つけして召し上がれと書いてありますが、味つけは要りません。そのままでご飯がわりに美味しくいただけます。

かくなる上は、アマランサスも食べてみたいと調べてみました。どちらもグルテンフリー、アレルギーフリーですが、キヌアの方はご飯の代用として食べやすく、アマランサスの方はいろいろな料理に使え、キヌアより栄養価が高いようです。

たけちゃんの食事を見てて思ったことは、凝った味つけではなく、味をつけなくても美味しく何でも食べられることが一番いいということです。
もちろん、美味しい蕎麦は美味しいそばつゆをつけるとさらに美味しいのですが、素材をじっくり楽しむって素敵だなと思いました。

そうそう、Kさんはあれからボリビアの先住民の男性と結婚され、あちらに住んでいます。キヌア、食べているかなぁ。







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