2021年4月30日金曜日

樹上はにぎやか


昨年までうっそうとしていたため、太陽を求めて上へ上へと伸びていた木たち、このエノキも、これまでは地上から見えるところには枝もなくて、もし足場がなかったら葉っぱを見ることもできないものでした。


足場を歩いていると、実が生ってるのが見えました。


花も咲いたんだろうなぁ、知りませんでした。


エノキの実を見るのは初めてです。


ミズキも、下の方には枝もなくて、見上げてもシルエットになってしまって、これまで花はよく見えませんでした。
それが、足場からは花がよく見えます。しかも今日、ミズキがもう1本もあったのを発見しました。2本目はもっとひょろっと高く、まったく気づいていませんでした。






 

2021年4月27日火曜日

見つけたからには

建設中の家の周りに足場を立ててもらってから、高いところから枝を出していたクヌギの木に、毎日身体をこするようにして、足場の階段を上り下りしています。 


どうして今まで気がつかなかったのか、階段の脇に伸びている枝に、カマキリの卵を見つけました。よく見るカマキリの卵鞘とはちょっと違います。


枝に手をかけて、起こしてみました。
外来種の、ムネアカハラビロムカマキリの卵鞘に違いありません。
昨年は庭にカマキリが少なかった、さらにムネアカハラビロカマキリが増えて、在来種が減ると寂しい気持ちがします。
やっぱり駆除すべきなんだろうなぁ。ちょっと迷っています。





2021年4月26日月曜日

痛取り

4月の初めに九州の糸島に行ったとき、あちこちで道端に生えているイタドリを見ました。
でも車窓から、見ただけで、触ったり写真に撮ったりはできませんでした。


土曜日に東京に行く用事があり、築地のホテルに泊まりました。
朝、付近を散歩していると、街路樹の周りに細いイタドリが生えているのを見ました。
ただ、見回してもイタドリが生えていたのはここだけ、あとは、サツキの生垣の周りにも、街路樹の根元にも、ツワブキが元気に生えていました。


不思議なことに、イタドリは八郷にはほとんど生えていません。
私は生で食べるのが大好きでしたが、塩でもんでサラダや漬物にすることができ、茹でて酢味噌和えや炒めものにすることもできます。
皮をむいて塩漬けにして置き、必要な時に塩抜きすれば、一年中使えるようです。

イタドリはタデ科で、生薬名は虎杖根(こじょうこん)と言います。薬用にするのは根茎と根の部分で、秋に収穫して乾燥させたものを煎じて飲みます。
イタドリには身体のさまざまな代謝をよくする作用があるので、便通や利尿、消化不良などのほか、夏バテ、神経痛、リュウマチ、婦人病、ぜんそく、風邪、糖尿病などに効果があり、最近の研究ではエイズウイルスにも効果があることがわかってきました。
イタドリは、もともとは火傷の鎮痛剤として用いられたので、漢字では「痛取り」と書きます。

北海道のように、イタドリが生えすぎているのも迷惑と思われているかもしれませんが、近くに少しは生えていて欲しいものです。
整体のKさんが、太いのが生えている場所を知っているというので、来春は同行して、久しぶりにイタドリの茎を食べてみたいと思います。スイバの茎は毎年食べているけれど。





 

2021年4月25日日曜日

母木と子木


ホオノキは、まだ小さいころは葉が生い茂ってから花を咲かせていましたが、葉と花を同時に出すようになってから、もう何年も経ちます。


葉が大きく育ち、葉の色ももっと濃くなってから花を咲かせてほしいのですが、何ともなりません。


落ちた種が芽を出して育ったホオノキの方は、ちゃんと葉を茂らせてのちに、花を咲かせます。


つぼみは膨らんできていますが、葉の色も濃くなっています。


どこでどうなってしまったのか。




 

2021年4月23日金曜日

擬態くん


買ってきた安い野地板は生乾きなので、少しでも乾燥させようと立てかけています。
その野地板を加工しようと、作業場に運びました。すると、野地板に木の枝がついているのが目に入りました。
 

クヌギもコナラも、やたら枝を落とします。


もっと引いた写真も撮って置けばよかった、写真で見ると尺取り虫にしか見えませんが、肉眼で見たときは、木の枝か虫か、むしろ木の枝に見えました。
野地板は、スライド丸鋸で切るので、虫だったら困るので、つついてみました。


やっぱり虫でした。


尺取り虫は慌てる、慌てる。


招き猫の手に上に移動させて、やっと作業を開始しました。






2021年4月20日火曜日

風に吹かれて


屋根の上、黒いルーフィングの上には、これでもかとコナラの花が降り注ぎましたが、あるとき小さな白い花びらが混じっていました。
あたりを見回しても、白い花が見当たりません。


何かなぁと思って周りを見回すと、目に入ったのは、建設中の家から遠く離れて咲いている、ウワミズザクラだけでした。


花さえはっきり見えないほど遠くに咲いているウワミズザクラ、しかも家より低いところにあるものが、屋根まで飛んで行くでしょうか?
しかしときおり、松の葉、シラカシの枝などが屋根まで飛んできているのを見て、軽い花びらがはるばるやってきてもおかしくないと、納得しました。









2021年4月19日月曜日

ギンラン


やっとクヌギ、コナラの花が散り終えた、昨夜は強風が吹いた、そんなタイミングで、久しぶりに坂道の掃除をしました。


道の中央に設けたタマリュウの帯の中に、ギンランが咲いています。



ほかのところに咲いていたなら見過ごしそうな、地味な花です。



そういえば、別のところにはキンランもあったはず、探しはしませんでしたが。



 

2021年4月18日日曜日

柿の木

昨日は、知り合いのご住職夫妻が訪ねていらっしゃって、久しぶりにお話しました。お寺のあるあたりには、柿畑が広がっています。
雑談の中で、柿農家で高齢で続けることができなくなった人が、柿の木を切り倒しているというお話がありました。
「どうして切り倒すんですか?」
「放置された木に虫が発生して、柿畑に入ると困るからです」
「幹の皮をむいていても、虫が来るんですか?」
「そうみたい」
柿をはじめ、残念ながら殺虫剤を振りかけない果樹はないのですが、今まで生活の糧だった柿の木を伐り倒すのは、老齢で栽培をやめた方にとって、きっと寂しいことに違いありません。
骨董市に行くのに、今日は柿がいっぱい生えている地域を通って行ってみました。


そのあたり、道の両側にも、そこから入ったところにも柿畑が広がっています。


これは、この冬に皮をむいた木でしょう。白い木が続いています。昔は刃物を使いましたが、今は高圧にした水で皮をむきます。
皮の下に虫が潜みやすいからです。


むいた茎も、数年で黒くなり、またむかなくてはなりません。


柿畑の向こうに、久しぶりに籠玉をあげた家を見ました。




2021年4月17日土曜日

Morel


Mちゃんの娘Sちゃんが、アミガサタケを持って来てくれました。
2時間塩水に浸け、


そのあと、半分に割って水に浸けたから網の間ももうきれいになった、とSちゃんが言います。
こうやって見ると、どう見ても高級食材です。


Sちゃんに教えてもらったレシピ、まず、小麦粉と塩胡椒をよくまぶします。


それをバターで炒めました。


腰もあって、風味もあって、正直に言って、原木舞茸よりおいしかった、超美味でした。
Sちゃんが下ごしらえしてくれなかったら、きっと食べなかったことでしょう。私は何でも食べる方ですが、きのこだけはちょっとおっかなびっくりです。

Sちゃんによると、アメリカにも似たキノコがあって、高級食材として珍重されているのだそうです。
そこで、「Morel Recipe」で検索してみると、あるはあるは、


バター炒め、


ホワイトソース、


パスタ、


炒め煮。
ほかにも、煮込み、サラダ、スープ、シチューなどなど、幅広く使われていました。
もしかしたら、サンフランシスコでは、栽培されたアミガサタケが販売がされているのかもしれません。






2021年4月16日金曜日

???


枯れた茎を切らずに越冬させた芭蕉、しばらく前から葉を出していますが、見苦しいことこの上ありません。
葉が出そろったら葉の出ない茎を切ろうと思っていたのに、ほとんどの茎から葉が出てきました。
「んっ?」


葉が出る前に花が出てきてる!
「変だよ。おまえ!」




2021年4月15日木曜日

咲く?


 コブシの幹に緑色の葉のようなものがついています。


苔やシダが生えているのは知っていましたが、ちょっと違うような。


眼を近づけると、数か所から葉が出ていました。
桜は胴咲きするのは老木だと言います。このコブシも樹齢は50年になろうとしていますが、桜のように胴咲きの花が見られるでしょうか?


あまり聞いたことがないけれど。







2021年4月11日日曜日

アミガサタケ



3月末のこと、庭にアミガサタケが生えていました。
あたりも見ましたが、1本しか見つかりませんでした。すると先週だったか、上に越して来たM+Mの娘Sちゃんが、アミガサタケを持ってきて、
「Morelなら食べられると思ったけど、セカンドオピニオンを聞きに来た」
と言いました。Sちゃんは普段アメリカに住んでいます。母娘で、近くに群生しているところを見つけたらしいのです。


その夜、Mちゃんから写真が送られてきて、「なかなかいけます」と書いてありました。


今日になってまた写真が送られてきて、今度は「2回目を食しました」と書いてありました。こんどはSちゃんの撮った写真だそうです。
わぁ、堪能しているなぁ。田舎生活満喫の親子でした。