2009年12月3日木曜日

また、パルメラヤシ



以前、パルメラヤシをアップしまし。紙やすりをかけて、細工物をつくろうとして、挫折したやつを。
それが右手のものです。左のものは、中身が腐って流れ出し、虫も喰っている、古いやつを拾ったものです。右の実は重いのですが、左の実は、からっぽなので、とても軽いです。




上から見るとこんな感じで、硬い殻から芽が出てくるための穴が開いています。




これが、1980年に、まだ半分鎖国していたビルマの市場で買った、パルメラヤシに漆を塗ってつくった小物入れです。




入れ物部分は、パルメラヤシを切って、そのまま漆を塗っています。蓋は木彫りで、つまみが小鳥の形をしています。私は、手に入れてしばらくは、「この象は小鳥によく似ているなあ」、と思っていたのですが、よく見たら、紛れもない小鳥でした。

実は、私もパルメラヤシを切ろうとしたことがありました。硬いのなんのって。これも途中であきらめてしまいました。根性なしでした。




模様は、線で彫ったところに色漆を刷り込んだのではないかと思われます。

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