1月にタイに行ったときのこと、クラビの空港に迎えに来てくれた友人は、クラビの市街も見せようと、古い町をまわってくれました。私は、久し振りに見る熱帯の木々を堪能していましたが、マングローブ林を見ながら、海沿いの道を走っていたとき、空に伸びているオオバマホガニー(
Switenia macrophylla )に実がなっているのを見つけ、「あっ、マホガニー」とつぶやいてしまいました。
すると、友人が聞きつけて、「マホガニーはこのあたりにはないよ」と、言いました。友人はデンマーク人で、アフリカでも、南アメリカでも、もちろん東南アジアでも長く働いたことのある人です。
確かに、マホガニー(
Switenia mahagoni)は、東南アジアでは見たことがありません。しかし、オオバマホガニーはインドネシアでも、タイでも、フィリピンでも見たことがあります。どちらのマホガニーも中米原産ですが、オオバマホガニーの方が、どこにでも適応し易いのでしょう。
固くて有名な材は、マホガニーの方が少し比重が重くて、耐久性も大きいようです。
あのとき、車を停めてもらって、オオバマホガニーの実が落ちてないか見ればよかった。ちょっと遠慮しました。
また、この道を通るかもしれないとも思いましたし、ここにあるなら、他のところにも生えているかもしれないとも思ったのですが、それっきりでした。
我が家にたった一つあるこの実、とっても軽いもので、いつのまにか折れて、接着剤で張りつけてあります。
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