地主さんとの偶然の出会いから、ここに住むことを決めたとき、元は畑だった敷地は、人の背丈よりも高い草に覆われていました。
草刈りからはじめた家つくりでしたが、ちょっと余裕ができると、隣接した、やはり耕作放棄された畑の草も、その持ち主さんに断って、刈りはじめました。というのは、周りに足を踏み入れられず、雑然として、気分的に落ち着かなかったのがおもな理由ですが、篠竹、葛、セイタカアワダチソウ、カナムグラ、茨などが、境界線から、すぐに入ってくるので、刈っておく方が、管理もずっと楽でした。
放置された畑の草刈りは、最大時は千坪ほどにもなり、大変でしたが、嬉しい発見がいっぱいありました。影も形もなかった蕗、ミョウガ、ウドなどが、三年目くらいから出てきはじめたのです。すっかり葛に覆われてしまっていた、柿、梅、スモモなども、発見しました。
そのミョウガを数株ずつ、我が家の庭の二ヶ所に移植させてもらいました。それが年々本数を増やして、今では、ちょっとしたミョウガ畑になりました。
春先には柔らかい茎を楽しみましたが、やっと花芽を出しました。
これからしばらくは、花ミョウガを楽しめます。
たくさん採れたときは、千切りにして、肉と古キムチと炒めると、おいしくて、びっくりするほどたくさん食べられます。
ミョウガの生えてきた畑は、昨年から持ち主さんが自分で草を刈るようになりました。ずいぶん楽になりました。
ちよさんが高齢で畑仕事はできず、息子のひろいちさんだけが日曜日に田んぼや畑仕事をしていたので、これまで放棄した畑の草刈りまで手が回らなかったのですが、ひろいちさんのお連れ合いの看護師のえいこさんが草刈りをするようになったのです。
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