山道に散歩に行くと、蛤のような形のものが落ちていました。キノコです。
何日たっても、見たところは同じ感じ、全然枯れません。
裏返してみると、上半分、木に着いていたところが見えます。木の方がもろくなって、キノコはあえなく落ちてしまったようでした。
キノコを見ると、近くに住むキノコ写真家のIさんを思い出します。
どこへ流れて行くのかわからない水洗便所を嫌って、屋外で用をたすこと、連続5000日以上という強者で、お尻を拭くのに紙も使わず、葉っぱを使います。仕事で東京へ行くことも多いのですが、東京にもいっぱい適当な場所があると言います。もちろん、土をかけて、きれいに埋めてしまうそうです。
ときどき、「ウンチの話」の講習会も開きますが、キノコをはじめ、菌の役割を熟知している人だからこそのうんちくが聞けます。
その昔、ラオスのヴィエンチャンからカムアンまで、車で移動していたときの話。女性四人は、お手洗いに行きたくなると、運転手さんに、「お花を摘みたいんだけれど」と言って、停めてもらっていました。
帰り道で、同乗のタイ人男性が、「ここより、あっちの方にもっときれいな花があるじゃないか」と言うので、びっくり。
「えっ、今まで気がつかなかったの?」
大笑いしましたが、それからは、「花を摘む」たびに、「大きな花かい?小さな花かい?」と混ぜ返され、大騒ぎの楽しい旅でした。
当時はラオスには舗装道路がなくて、ヴィエンチャンからカムアンまで二日の行程でした。冷房車もなくて、窓を開けて走るので、みんな髪も顔も赤土の埃で真っ赤っかに染まりましたが、舗装されている今は、楽ちん楽ちん、数時間で辿りつけます。
話が脱線してしまいましたが、キノコはこの桜の木についていたのでしょうか?
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