2011年8月14日日曜日
種が届きました♪
タイに住んでいらしゃって、夏休みで日本に一時帰国されたTomokiさんから、種が送られてきました。Tomokiさんが、タイで拾われた種です。
箱には、これだけの種が入っていました。
今年は、フタバガキの種の当たり年だとか、いつ見ても、何度見ても、かわいい、かわいいフタバガキ科の種たちです。
おなじみの種もありましたが、中には私がこれまで一度も見たこともない種も入っていました。
博識のTomokiさんのことですから、きちっと分類して、名前つきで送ってくださるものと思っていましたら、大外れで、ざくっと全部一緒に入っていました。
「自分で、何なのか考えろ」
ということなのでしょう。
とほほ。
フタバガキ科のなかでも、いわゆるフタバガキ、デプテロカルプスの種を五種類拾ったとの、前情報をいただいていました。
「さあ。どれかな?」
正解は、上の段の四つと、下の段の左端が、デプテロカルプスです。
と言っても、上の段の左端の種は初めて見ましたから、これから何だか調べなくてはなりませんが。
種にフリルがついているのは、Dipterocarpus alatusの種です。
フタバガキ科の木はどれもそうですが、Dipterocarpus alatusも高くて立派な木で、北タイのチェンマイ、ランプーン間の旧道に沿って植えられていて、日光の杉並木のような、すばらしい景観をつくりだしています。
ところで、こちらは私が前から持っていたDipterocarpus alatusの種です。羽の曲がり方がTomokiさんにいただいた、ひとつ上の写真のものより、ずいぶん強い気がします。
ちょっと違うバラエティーなのでしょうか?
それにしても、改めて調べてみましたら、たくさん持っていたはずのデプテロカルパスの種、とくに大きいものが、三月の地震でずいぶんなくなっていました。
食器棚の上においてあったガラスビンごと落ちて、羽が損傷して、泣く泣く処分したのですが、修復するとか、とっておくとかという手もあったのではないかと、今頃になってちょっと残念に思います。
そのときは、家中めちゃくちゃで、早く片づけたかったので、仕方なかったのですが。
それにしても、Tomokiさんからの、嬉しい、嬉しい贈り物でした。
ありがとうございました。
うれしいですよね。種子コレクション!!
返信削除うちでも、こないだ貝やら浮き玉やらいっぱいいただきましたが、種子は入ってなかったね。(笑)
Shigeさん
返信削除Shigeさんのところのプレゼントも、すごかったですね!
我が家では、フタバガキはまとめて大きめのガラスビンに入れていたのですが、地震で落ちて、割れて、その上に別のものが落ちて、めちゃめちゃだったので、嬉しかったです。
タネ無事に届いたようで何よりです。
返信削除当初、タネの写真と学名付きの解説を作って一緒にお送りしようと計画してたんですが、帰国直前から忙しくて作る時間が取れなかったんです。
落ち着いたら作成してお送りしますので、しばらくお待ちを...。
_(_ _)_
Tomokiさん
返信削除「考えろ」ということなのだと、受け取りましたよ(笑)。
おかげさまで楽しんでいますが、バナナが咲いたりして、中断しています。
また、残りも紹介します。
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除Dipterocarpus alatusは、同じ樹でも時々羽根のカールの強いものも見かけます。
返信削除おそらく乾燥の仕方の違いでカールが強くなったりするのかもしれませんね。
あまりにカールが強いと、落下のときにうまく旋回できない気がしますが。
Tomokiさん
返信削除Dipterocarpus alatusだけ、十分残っていますが、どれもカールしています。
確かに、落下に支障があるかもしれませんが、フタバガキの種はどれも、そう遠くへは運ばれないですよね、考えてみたら。
樹高が高いので、100mちかくは旋回しながら散布されますよ。
返信削除種によって羽根の長さが微妙に違い、それによって飛ぶ距離も変わってきます。小さい羽根は回転が速くあまり遠くまでは飛ばされませんが、長くなると結構な距離飛ばされます。
Tomokiさん
返信削除そんなに飛ばされますか!
いつも、木の下で拾っていたので(笑)おみそれしました。
タイ北部のフタバガキ科は、せいぜい45メートルくらいでしょうか?
サラワクでは、60メートルもある木を見たことがあります。
フタバガキ科は雄壮ですね。
タイのDipterocarpusも大きく分けて2タイプあります。
返信削除一つは熱帯雨林の中に生えるタイプで、エマージェント(突出木)と呼ばれるぐらいで他の木々の林冠より高くそびえるもの。
もう一つは、乾季が明瞭なところに生えるタイプで、高さはせいぜい10数メートルですね。
今回お送りした5種のうち、D.alatus、D.costatus、D.tuberculatusが前者、D. obtusifolius, D.intricatusが後者です。
Tomokiさん
返信削除はい、D.intricatusが低いのはよく知っています。畦に並んで生えたりしていて、乾燥地っぽい木です。
サラワクのフタバガキ科の木は、歩いて見上げたりしていると高さがよくわかりませんが、川に近いところに生えているのを舟から見ると、高さがわかります。ドリアンも、野生種は見事に高いです。
行きたくなりました。