昨日は、待ちに待っていた、息子一家の来る日です。
なぜ、待ちに待ったかって?
せっかくだから、一緒に
バナナの花を食べようというのです。
花を採りました。
長さはたったの15センチ、短い花です。
つくるのは、クイッティオ・パッタイ、タイの焼きビーフンです。
上にかけるピーナツは、細かく砕いておきます。
そして、バナナの花を切って、皆に食べさせる前に毒見です。
ん?
切るそばから、さぁっとあくが出て、真黒になります。かまわず切り取って食べてみると、味はよいものの、何枚か捨てたのに、苞葉が硬いし、あくが唇に残って接着剤のようにぺたぺたします。
タイの食堂では、切り口がしなびたようなバナナの花がつけ合せになっている店もありました。
「切ってしばらくしてから使うのかしら?」
でも、新鮮なものもあったはずです。
水に浸せば、あくが抜けるでしょうか?
切ってすぐに水に入れてみると、あくの出方が少しおさまります。
でも、数分経って、裏返してみると、やっぱり黒くなっています。
「こりゃぁ、駄目だ」
というわけで、バナナの花を食べるという計画は、きっぱりあきらめました。
花がこんなにあくが強いなら、青い実をスライスして食べるのも、無理かもしれません。まあ、バナナといっても、数限りなく種類がありますから、花や青い実の食べられるバナナは、限られているのかもしれません。
タイのお店では、薄切りにしたバナナの花とともに、生のにらを長いままでつけ合せにします。それもやめて、レモンだけつけ合せにすることにしました。
そして、銘々で味を加えるための調味料は、つぶしたピーナツ、刻んだ唐辛子に酢を加えたもの、ナムプラー、と砂糖です。
すったもんだした、バナナの花抜きのクイッティオ・パッタイ。息子たちが到着したので、あわてて写真を撮ったら、とっても美しくない盛りつけでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿