昨日は
五浦(いずら)に行きました。
五浦に行くといつも降りてみる、岡倉天心の六角堂のある浜は、立ち入り禁止でした。六角堂は津波にさらわれてしまいました。
海を見て、浜に行かないのもと思い、五浦から福島県平潟に抜ける道の脇に、小さな砂浜があったので降りてみました。
浜には、どこも津波の爪あとがまだ残っています。
遠目には、砂だけに見える浜には、軽い、軽い砂岩の石ころが転がっていました。
もろい石のようで、すでに縞模様に沿って割れている石もあれば、
砂に返ろうとしている石もありました。
見回すと、どうやらこのあたりの崖が堆積岩でできているようで、それが波や風に洗われて削れ、小石になり、砂になっているようでした。
それにしても美しい石たちでした。
縞模様がはっきりして、形が丸く、色もいろいろでした。
ただ、残念なことにもろい。
持って帰っただけで割れたり、
丁寧に洗って乾かしておいたのに、今朝見たら割れていた石もありました。
この石を選んだ穿孔貝は、柔らかくて、楽すぎて、拍子抜けだったかもしれません。
浜には、なぜか石そっくりの木切れとか、発泡スチロールの浮きの破片(拾いませんでした)とかが落ちていました。
プラスティックの浮きは、さすがに石のふりをすることができなかったようでした。
写真で見ただけでは判断できませんが、この脆さは、砂岩よりも泥岩ではないかと・・・
返信削除ちなみに砂岩は砂が固まったものですので、粒が2~1/16mmの堆積物からできた岩なら砂岩ですが、それより細かいと泥岩です。
見た感じでは新生代第三期以降にできた岩のようですね。
Shigeさん
返信削除泥岩はなんとなく、層にはならない感じがしていました。また暗灰色で、逗子の浜にあったような、手に吸いつくような石だと思っていました。
それにしても、こんな層になっているなんて、パイをつくるように重ねたのではなく、層と層のあいだに長い時間が隠されているってことですね?
地球のかけらは面白いです。
割れた石は、ボンドで貼りつけてやりました。石が喜んでいるかどうかは疑問ですが(笑)。