2011年12月22日木曜日





kuskusさんから、『エプタ』という冊子の、豆特集号をいただきました。
南禅寺の門前の湯豆腐屋さん(豆コレクター)のお話を中心に、いろいろな豆が紹介されています。




それにしてもよく集めたもの。
シロゴチョウ(Sesbania grandiflora、アメリカネム(Samanea saman)、ネジレフサマメ(Parkia speciosa)、ヤムビーン(Pachyrhizus erosus)などは、食べたりしゃぶったりする豆(や根)でしかなくて、とっておくなんて、考えてもみませんでした。




モダマももちろん載っています。
左の方に大きなソラマメが見えていますが、えんどう豆やソラマメも、大きさも色もさまざまです。集めておけば、楽しかったでしょうね。




莢もいろいろ。




「これで豆か?」
という莢もあります。




これは、食べるときに少しずつ残しておいた、日本の豆です。
上段左から、黒豆、うずら豆、紅絞り豆。
中段左から、手亡豆、大正金時豆。
下段左から、虎豆、鞍掛豆、大福豆。




日本の豆を、売るためではなく、食べるために残したのは、たぶん女性だったのではないでしょうか。




どれも美しいけれど、紅絞り豆はとくに美しい豆です。




世界には、マメ科植物は、13,000種以上あると言われています。
イネ科についで多いのですが、大木、一年草の草、蔓とさまざまな形をしている多様性は、イネ科の比ではありません。

荒地に、まず生えて、土を豊かにしようとするマメ科植物もいっぱいあります。
養っているという意味で、土を豊かにしているという意味で、もし豆がなかったら、人類もいなかったでしょう。




7 件のコメント:

  1. このカラー印刷の豆の本いいですね~!探してみたくなりました。

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  2. Shigeさん
    エプタ編集室は、
    epta@shinjuku2.d-scala.net
    Faxは03-3350-7826です。
    kuskusさんの友人が編集をしていて、豆の号が見えなくなったので注文したら、余分に送ってきてくれたからとくださったので、まだまだあると思います。
    Vol.21、2005年の発行、「特集豆の秘密」です。
    石毛直道の「世界の豆食文化を訪ねて」とか、今川香代子の「豆をめぐる5つの物語」とか、おもしろい記事も載っています。

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  3. いいですね。この本。

    僕も連絡してみようっと。

    シノメトラはタイにも生えています。
    葉を見るとマメ科なのに、できた実を見て、「エッ、これ本当にマメ科かな?」と疑いました。マレーシアには、ナムナムと呼ばれるシノメトラ属のフルーツがあり、これは幹から直接鞘ができていました。

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  4. エプタ編集室(epta@shinjuku2.d-scala.net)にメールしたら、送信不可でした。
    代わりに下記サイトからバックナンバーを注文できるようです。
    http://epta.main.jp/orderform.html

    早速注文しました。

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  5. Tomokiさん
    シノメトラって、私の持っているこれ(http://manekineko44.blogspot.com/2009/08/blog-post_15.html)ですね?
    マメ科と言われても、容易に信じられません。

    メールアドレスが古かったのですね。
    Shigeさんも、気がつきますように。

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  6. シノメトラ、春さんもお持ちだったのですね。

    あちらにもコメントしておきましたが、これはCynometra ramifloraの実(莢)です。

    そういえばまだ割って中を確認したことありませんでした。今度割ってみます。

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  7. Tomokiさん
    なんだろうと思いながら持っていました。
    捨てるほど持っていたら、中も見られるのですが(笑)。

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