我が家との境界あたり、ちよさんの畑には、桐の木が六本並べて植えてあります。
ここに家を建てるとき、
「桐の木を切ろうか」
との申し出もありましたが、いえいえご心配なく。もろいので日常的に落ちる折れ枝が、屋根にだけは当たらないよう、気をつけていれば、毎年花が楽しめ、コゲラの来訪も楽しめます。
硬い実(外皮)はいつも落ちていますが、中は空っぽで、どんな種が入っていたのか、考えてもみませんでした。
ところが、INAXの種子展の
カタログに、旅をする種として載っていたのは、その桐の種でした。
それから気をつけていたのですが見つからず、種子展を見に行って、やっと感覚がつかめました。あの外皮にびっしり詰まっている種だったのです。
秋まで待つつもりでしたが、
「待てよ、まだあるかもしれない」
と作業の手を休めて見てみました。
今はこんな丸いものがついています。これは何?つぼみ?
これもよく落ちています。
「おっ」
古い実も残っています。でも、中が空っぽのばかりですが、
ありました。
種が残っています。
ぎゅうぎゅうに詰まっている種は、何せ小さすぎて、どのくらいあるのか、数えようもありませんでしたが、ざっと見ても千単位でしょうか?
振って出てきた種を見ても、ゴミのようですが、
拡大してみると、魅力的な形をしていました。長さが4ミリくらいでしょうか?
これが、せめて長さ4センチくらいだったら、どんなに素敵だったことでしょう。
世界一大きなフリル(薄い羽 )を持ったアルソミトラは、羽の差し渡しが18センチくらいありますもの。
桐の樹の芽生えの葉は大きいのに、こんなに小さな種子とは・・・。先日確認しました。拡大すれば、すべてのものは、それなりに美しいです。
返信削除匿名さん
返信削除匿名さんて、あのシンガポールにいらした匿名さんですか?
お久しぶりです。
桐は、一個で千くらいの、ものすごい量の種を撒き散らしています。その割にはたいした発芽率ではないとは思いますが、毎年20本(あるいはもっと)くらい芽を出します。
幹は柔らかいけれど太くて、ひと夏切らないでいると4メートルくらいになります。でも弱くてすぐ虫にやられるので汚らしく、容赦なく切り倒しています。
あんな小さい種から、あんな太い茎や大きい葉が育つとは、種を知ると、とても不思議です。
良く見ると、綺麗ですね。
返信削除今度日本に戻ったときに探してみよう。
実の先についているのは、今春咲くためのつぼみですよ。
Tomokiさん
返信削除あれはつぼみでしたか(笑)。あれもよく落ちているので、種かと思ってつぶしてみたことがあります。
秋にはあまり傷んでないのを、またさがしてみます。
今年の1月15日の匿名さんです。確かに発芽率は低いですが、発芽したものは、非常に大きな葉を作ります。現在、本葉が4~5対。花、葉、果実?についての写真は多いですが、種子そのものに触れたものは少ないようです。顕微鏡写真も撮りました。
返信削除匿名さん
返信削除こんにちは。どの匿名さんか一瞬迷いました(笑)。
我が家にもあとからあとから桐が生えてきます(http://manekineko44.blogspot.jp/2012/06/blog-post_30.html)。生えるところには数本かたまって生えます。切っても切っても生えますが、そのたびに容赦なく切り倒しています(笑)。
今年の秋には、新鮮な種を拾えると、楽しみにしています。